「痴呆症の中期から末期症状って何が出るの?」
痴呆症の中期から末期は、段々と症状が悪化していきます。
では、具体的にどのような症状が出るのでしょうか?
ということで今回は、
- 痴呆症の中期症状は何が出るの?
- 末期の症状ではどうなるの?
- 特徴や対策方法とは?
などの疑問解決策紹介します!
痴呆症の中期症状と特徴
中期症状の特徴は、意思の疎通が難しくなります。
更に、新しい事が覚えられなくなり、昔の記憶が曖昧になります。
会話が難しくなり、少しずつ過去と現在の区別がつかなくなってしまいます。
現在に近い記憶から無くなり、普段通っていた道が分からなります。
なので、どんどん遠い場所まで歩いていってしまうのです。
これが、徘徊症状と言われるものです。
食事の献立が考えられなくなり、料理の作り方や味付けが上手く出来なくなります。
お風呂に1人で入ると、体の洗い方が分からなくなります。
すると、洗わないまま出てきてしまう事もあります。
失禁も目立ってきて、トイレ以外の場所で排泄や徘徊等が起こります。
その為、家族の負担が大きくなっていきます。
痴呆症の末期症状と特徴
家族や友人等の顔を忘れるので、名前が分からなくなります。
運動機能が低下し、寝たきり状態が多くなります。
寝たきりになるので、どんどんと体が動かしにくくなります。
自分の排泄部の処理が出来なくなり、家族等にお世話になることも増えます。
おむつをしないと失禁しやすくなります。
運動機能も低下しているので、トイレに行く意識があっても間に合わなくて失禁する恐れもあります。
会話が出来ないだけではなく、話す事が出来なくなります。
直前まで話していた事も忘れるので、同じ話を何回もします。
食べ物と食べ物ではないものの区別がつかなくもなります。
異物を口にしてしまう危険性が伴ってしまうのです。
痴呆症の対策方法
痴呆症の対策で特に重要なのは、患者が寝たきりになった時です。
トイレが自分で出来るように、歩行訓練を行うことが大事です。
食事も自分でなるべく摂れるようにします。
その為には、家族等が介助しながらスプーン等を使って食べられるようにします。
そして、食事管理や水分摂取をこまめに行わせたりします。
なぜなら、痴呆症以外に別の持病がある方は、自分の健康管理が出来なります。
その持病が悪化していないか、日頃から異常がないかを確認をします。
少しでも変化を感じたら、医療機関にかかるようにしましょう。
寝たきりになったら、1番は日常生活を阻害しない事です。
生活環境が変わってしまうと、目で確認出来る範囲で観察を行い現状の把握をする事です。
痴呆症の末期症状になった時の危険性
動きが鈍くなるので、歩ける場合でも転倒しやすくなります。
そこから、骨折をして寝たきりの生活を送る事があります。
寝たきりになると食欲も低下してくるので栄養が不足します。
すると、栄養失調に陥る可能性があります。
単なる前の出来事を忘れるだけではなく、被害妄想等の症状が出てきます。
家族等の周りの人は、とまどいや否定の気持ちに陥り、混乱もします。
これは発病のきっかけが、環境の変化等の二次的要因で起こります。
被害妄想から、家族でも自分の物を盗んだと思い込みます。
これは、もの取られ妄想等の症状が出て加害者扱いされてしまうからなのです。
寝たきりになっていない時は徘徊をして、遠くまで行ってしまったり交通事故にあう危険性があります。
家族だけで探すのが困難になり、警察のお世話になる事も出てきます。
痴呆症は、中期の段階から末期にならないように進行速度を遅らせる対策をしていくことが大事です。
痴呆症の中期から末期症状まとめ
- 中期症状の特徴は、意思疎通が出来なくなったり、失禁や徘徊などを起こしたりする!
- 末期症状の特徴は、寝たきり状態が続き、会話が出来なくなったり、誤飲したりする!
- 対策方法は、トイレに行く為の歩行訓練、食事介助、健康管理など!
痴呆症の中期から末期症状は、あらゆる生活に支障を来たす恐れがある事が分かりました。
特に末期症状になると、命の危険になる恐れがあります。
医師のアドバイスを元に、しっかりと家族で対策をしていくことが大事です。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。