「最近うちのおじいちゃんが怒りっぽくなったなぁ…もしかして痴呆症か?」
いきなり怒りっぽくなった場合は、痴呆症の疑いがあります。
ではどのようにして、痴呆症をチェックできるのでしょうか?
ということで今回は、
- 痴呆症の初期症状のチェック方法はどうやって診断するの?
- 怒りっぽいのは痴呆症などの病気のサイン?
などの疑問解決策を紹介します!
痴呆症(認知症)の初期症状チェック方法
認知症の初期症状チェックテストは、長谷川式認知症スケールが医療機関の場でも広く利用されています。
このテストは30点満点で、20点以下だった場合、認知症の疑いが高いと診断されます。
テストの内容は、以下をご覧下さい。
① 年はいくつか。
② 今年は何年の何月何日か。何曜日か。
③ 自分の今いるところはどこか。
④ 3つの言葉を覚えてもらい後ほどまた聞いて答えられるか。
⑤ 100から7を順番に引いてもらって答えられるか。
⑥ 言った3つか4つの数字を逆から言えるか。
⑦ 5つ品物を見せた後、隠し、何があったかを答えてもらう。
⑧ 知っている野菜の名前をできるだけ答えてもらう。
などあります。
認知症じゃなければ、普通に解ける質問が多いと思います。
ただ、認知症の疑いがある方は、これらの質問解答が出来なくなってしまうのです。
怒りっぽいのは病気のサイン
認知症が発症している場合には、以下の症状が起こります。
- 不機嫌になる
- 顔つきが厳しくなる
- 言葉が乱暴になる
- 大声をあげて威嚇する
- 殴り掛かろうとする
などです。
ただ、本人にとってはなぜ自分が怒っているのかが分からないことが多いそうです。
認知症の人の場合、こういった感情を抑制する機能が抵抗する傾向にあります。
ではなぜ、感情抑制が出来ないのでしょうか?
その背景には、適切な判断が出来ない事や状況への適応が出来ないからです。
これを認知機能障害といいます。
そして、その場の雰囲気を無視して、自分の思うままの感情で行動している場合は認知症の可能性が高くなります。
痴呆症の初期症状って何があるの?
一般的な初期症状は、以下をご覧下さい。
- 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
- 以前興味があったことに、関心がなくなる
- 帰り道が、分からなくなる
- いらいらする
などです。
ただこれは、「ぼけてるだけじゃないのか?」と思いがちですね。
初期症状は、ボケ症状とそっくりなので、認知症と区別がつきにくいのです。
今まであまり怒らなかった人が急に怒りっぽくなったら、一度認知症チェックテストを受けることをオススメします。
痴呆症の初期症状とチェック方法まとめ
- 認知症の初期症状チェックテストは、長谷川式認知症スケールを受けること!
- 認知症による症状は、加齢によるぼけ症状と似ていて、区別がつきにくい!
- 怒りっぽくなることが、今まで以上に増えた場合には認知症の疑いあり!
など分かりました。
高齢者の方の中には、年を取るにつれて優しくなる人もいれば、短気になる人もいらっしゃるように思います。
ただ、それを短気ととらえて無視あるいは避けるのはダメです。
「もしかしたら認知症なのかな?」と疑ってみましょう。
認知症を予防するためにも、進行を防ぐためにも早めに認知症のサインに気づき、病院へ行くことが重要です。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。