「牛乳の栄養素って、火を通したら失われるのかな?」
健康にいいと言われている牛乳ですが、加熱すると十分に栄養が取れないこともあります。
では、どうすれば牛乳の栄養素をしっかりと取ることが出来るのでしょうか?
ということで今回は、
- 牛乳の栄養素は加熱したら無くなるの?
- 効果的な飲み方とは?
などの疑問解決策を紹介していきます。
牛乳の栄養素は加熱したら無くなるの?
牛乳を加熱したら、多少は栄養素が失われます。
完全に、栄養素が無くなるわけではございません。
では、そもそも牛乳の栄養素って何があるのでしょうか?
成分表をもとにお話していきたいと思います。
まずは、以下の栄養素画像をご覧下さい。
牛乳には、私たちの知らない栄養素が沢山入っていますね!
牛乳の栄養素と聞いて、多くの人が想像するのが「カルシウム」ではないでしょうか?
でも、カルシウム以外に「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ミネラル」「ビタミン」も入っています。
この6種類の栄養素は、私たちの体を作るための基本的な栄養素なのです。
また最近の研究では、牛乳の中に入っている栄養素が私たちの体にとっていい働きがあることがわかりました。
牛乳の成分が、私たちの体の免疫系や循環器系などに働きかけることから、感染症の予防や血
圧改善につながるということがわかり大変注目されています。
そんな私たちの体に良い牛乳ですが、温めた時に、どれぐらい成分が無くなってしまうのでしょうか?
野菜などは加熱すると、栄養素が変わってしまうものがあるとよく言われたりします。
しかし、牛乳の場合は電子レンジやお鍋どちらで温めたとしてもそれほど変化はありません。
牛乳1杯(200ml)を温めずに、冷やして飲んだ場合カルシウムの量は220mgです。
温めた場合は200mgほどとなります。
さほど変わりませんよね。
そのほかの栄養素もカルシウムと同じでどれだけも変わらないため冷たい牛乳が苦手な人は温めて飲むことをおすすめします。
しかし、少しでもそのままの栄養素を取りたい人は温めず飲む方をおすすめします。
牛乳の効果的な飲み方
では、牛乳の効果的な飲み方はあるのでしょうか?
まず紹介したいのが、体脂肪を減らすのに効果的な飲み方です。
ダイエットをしている方は、ぜひ試してみてください。
よくダイエットをしている人で、体重は落ちたけど体脂肪が落ちない人いますよね。
そこで注目してほしいのが、牛乳に含まれるカルシウムです。
このカルシウムが、体脂肪を減らすのに大きな働きをしてくれます。
もともとカルシウムには、体内にある脂肪を合成する働きを抑えて分解を進めてくれる働きがあります。
そのため、食事の前に牛乳を飲むと体脂肪がつきにくく太りにくくなります。
そして、脂肪を溜め込まないためにもう1つ大事なことがあります。
それが、血糖値です。
血糖値が急激に上がるとインスリンというホルモンが働き処理できない糖分が脂肪にのめり込んでしまうことがあります。
ですが、牛乳をご飯の前に飲むと胃の粘膜を守り、後から食べたものが小腸へ移動したり吸収してりするのを遅くしてくれます。
そのため、血糖値が緩やかに上がるので脂肪がつきにくくなります。
次に紹介するのが背を伸ばしたい人や骨を強くしたい人に効果的な飲み方です。
骨の形成などに効果的な飲み方としては寝る前にタンパク質やカルシウムの多い成分が入った
牛乳を200ml飲みましょう。
どうして寝る前が効果があるかというと成長ホルモンがよく働く時間だからです。
正確に成長ホルモンが働く時間をいうと夜の22時~夜中の2時だそうです。
また、血液中のカルシウム濃度を保つためにもよるに牛乳を飲むのが良いと言われています。
食事を取らない寝ている間は血液中のカルシウム濃度が低くなると言われています。
そのため骨から少しづつカルシウムが溶け出し血液中のカルシウム濃度を保っています。
溶け出したカルシウムを補うという意味でもよるに牛乳を飲むのが良いと言われています。
最後に紹介するのがアルコールを飲んだ際に悪酔いしない効果的な飲み方です。
お酒の悪酔いを防ぐのにアルコールを飲む前、牛乳を飲むと良いという話を社会人の皆さんなら一度は耳にしたことがあるでしょう。
牛乳の膜が胃の粘膜を守りアルコールの吸収を抑えるから牛乳を飲んどけよーなんていう上司もいませんか?
ですが、この情報は間違った情報です。
実際、胃の粘膜に牛乳の成分ができたとしてもアルコールの分子が小さすぎて通過してしまうそうです。
つまり、牛乳を飲むことがアルコールの吸収を抑えてくれるわけがないのです。
ですが、牛乳に含まれるたんぱく質が肝臓でアルコール代謝を進めて早く酔いを冷ましてくれ
る効果はあるみたいですよ。
今までは牛乳の栄養成分や効果的な飲み方を説明してきましたが実際に牛乳が苦手な人はどう
すれば良いのでしょうか?
牛乳が嫌いな人はどうすればいいのか?
牛乳が嫌いな場合は、ヨーグルトやチーズなど同じ乳製品を食べたら良いのです。
私自身、牛乳は嫌いで飲めませんが、ヨーグルトやチーズは好きです。
栄養素なども同じなので、試してみる価値があります。
ヨーグルトやチーズも食べれない場合は、大豆製品を試してみてください。
カルシウムが豊富で吸収率が高く、良質なタンパク質である豆乳・みそ・納豆がおすすめです。
そのほかにも、小アジ・ワカサギ・イワシなどの小魚もおすすめです。
イワシは、骨ごとすり潰してつみれにしてスープや鍋に入れてみると簡単に食べられます。
また、イワシのミンチと大豆の水煮をフードプロセッサーにかけてコロッケにしてもいいですね。
また、食べ物だけでなく超硬水のミネラルウォーターを飲むのも牛乳を飲むのと同じ効果があると言われています。
500mlのミネラルウォーターにカルシウムが234mg、マグネシウムが37.25mg含まれています。
ですが、超硬水は便秘対策で飲む人が多いほどお腹を下しやすかったり、味が独特な味だったりするため苦手な人もいます。
まずは、小さなペットボトルで挑戦してみましょう。
牛乳の栄養素まとめ
- 牛乳の栄養素は加熱したら、冷たい牛乳と比べても栄養素は変わらない!
- きちんと栄養素を取りたい人は、温めず飲んだほうがいい!
- 牛乳の効果的な飲み方は、食事前や寝る前、アルコールの摂取前に飲むのが良い!
牛乳の栄養素は、加熱してもそれほど無くならない事が分かりました。
しかし、少しの栄養素も逃さずに取り込みたいのであれば、加熱しないでそのまま飲むことをオススメします。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。