「肺炎が中々治らないけど、いつ完治するのだろう…」
肺炎は、普通の風邪と違って非常に長引く病気です。
では、一般的に肺炎が完治する日数はどれぐらいなのでしょうか?
また、治ったと判断する基準はどのように考えればよいのでしょうか?
ということで今回は、
- 肺炎が完治するまでの期間は?
- 完治する日数の目安や判断基準は?
に関する疑問解決策を紹介します!
肺炎が完治するまでの期間や日数の目安
症状が軽い場合は自宅療養で、薬を服用しながら安静にしていれば1週間程度で症状は改善していきます。
ただ、症状が重い場合は入院する事になり、2週間から1ヶ月前後かかってしまいます。
そして、入院ではなく、通院しながら治療を受ける方は1カ月以上かかる場合もあります。
次に、入院と自宅療養に関する事を説明します。
肺炎を完治させるための治療方法~入院と自宅療養~
入院の場合は、抗生剤の服用と点滴が一般的な治療法で、重症の人には酸素吸入が必要になります。
また、肺炎になってからの治療法は、症状のレベルによって入院するのか自宅療養するのかが決まります。
しかし医療機関によっては、肺炎の症状が軽くても入院をすすめる場合もあります。
この理由は、肺炎治療に用いる抗生物質は即効性がないので結果が出るまでに3~4日かかるためです。
結果が出るまでに症状が悪化するケースも考えられるので、入院をして様子を見る事があります。
そして、入院ではなく自宅療養や通院になった場合、内服と外来の点滴で治療を行っていきます。
肺炎は感染しやすいので、小さい子供やお年寄りがいる場合は特に注意が必要です。
1人部屋で寝るようにして、他の家族が入らないように隔離をする事が大切です。
スポンサーリンク
薬物療法と食事療法について
肺炎を治療するのは、主に投薬と安静です。
肺炎での薬物療法の代表が、抗生物質です。
原因の病原菌に合わせて抗生物質を使用していきます。
しかし特定出来るのに時間がかかるので、最初は原因を特定するために痰や尿の検査を行います。
他には身体所見やX線胸部写真で状態を確認して、原因を探っていきます。
菌が特定されたら、βラクタム系抗菌薬を用います。
これで効かなければ、たんぱく質の合成を邪魔するマクロライド系やテトラサイクリン系を用いる場合もあります。
これを点滴で行っていき、1日に2回に分けて行う病院もあります。
肺炎の時の食事は、体力を回復させる事が重要であるので高カロリー高たんぱくなものを食べるようにします。
ただし、体の負担を減らすために、脂分は極力減らします。
症状が重いと熱が出るので、水分補給は優先的に行います。
食欲がなくても水分補給は欠かせないので、スポーツドリンクや果汁100%ジュース等を飲むようにするのがおすすめです。
カフェインが含まれているコーヒーやお茶は、咳を誘発させてしまうので飲んではいけないです。
熱があると固形物を食べるのはきついので、おもゆやおじや等の喉が通りやすいものを選びます。
症状が酷いと、流動食になる場合もあります。
ちなみに、免疫力を高める食事療法をまとめた記事もあるので、良ければご覧下さい。
完治したと考える判断基準
どの程度で完治したと考えるかは、個人差がかなりあります。
入院をしている場合は、レントゲンを撮って肺の中に白い影がなくなると退院出来ます。
そこから自宅療養に切り替わり、肺炎の1番の症状である咳が出る回数が段々と減っていき、咳が出なくなれば完治した事になります。
人によっては倦怠感や熱が出たり胸が苦しくなったりしますが、これらの症状が緩和されると薬を服用したり点滴を打つ必要がなくなります。
肺炎には種類があり、炎症を起こしている部位によって症状が少し異なります。
症状は様々にありますが、症状が緩和する事で完治と見なされます。
スポンサーリンク
肺炎完治期間まとめ
- 肺炎完治期間は、入院、通院、自宅療養などによって異なる!
- 日数の目安は、自宅療養が1週間、入院が2~4週間、通院では1ヶ月以上!
- 完治の判断基準は、レントゲンで肺に白い影が無い事と咳が出なくなること!
など分かりました。
肺炎は、油断すると命を落とす恐れのある死亡原因3位の病気でもあります。
なので、風邪のような症状が長引いた場合は、即病院へ行くことが大事です。
いつもと違うような咳や倦怠感を感じた場合は、特に注意が必要です。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。