「全身性エリテマトーデスって、完治するのかな?」
全身性エリテマトーデスは、完治は難病のため、厳しいです。
ただ、症状を緩和させる治療方法はあります。
では、その治療方法って具体的にどんな方法なのでしょうか?
ということで今回は、
- 全身性エリテマトーデスは完治するの?
- 有効な治療方法は?
などの疑問解決策を紹介します!
目次
全身性エリテマトーデスは完治するの?
難病に指定されているため、完治するのは難しいです。
ただ、最近の5年生存率が95%以上と非常に高くなっています。
その為、全身性エリテマトーデスは適切な治療をすれば、予後良好な病気であるといえます。
では、具体的にどのような治療法が有効なのでしょうか?
有効な治療方法は?
有効な治療法は、薬物治療・免疫グロブリン大量静注療法・血漿交換療法など3つの療法があります。
では、1つずつ説明していきたいと思います。
薬物治療について
薬物治療には、以下の方法が用いられますのでご覧下さい。
- ステロイド
- 免疫抑制剤(免疫調整剤)
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)
など、3つに分けられます。
ステロイドは、全身性エリテマトーデスに用いられる基本的な治療薬です。
重症度によって、薬剤の量が調節されます。
全身性エリテマトーデスという病気は、体内にいる免疫系の細胞が自分自身の細胞などを攻撃してしまう病気です。
そのため、ステロイド免疫抑制効果と抗炎症作用を持ち合わすため、治療に有用だといわれています。
免疫抑制剤(免疫調整剤)は、ステロイドが効かない場合や合併症がある場合に用いられます。
ステロイドの副作用を軽減する必要がある場合に、免疫抑制剤の内服・点滴による治療が行われます。
そして、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)は発熱や関節炎、筋痛など軽度の全身性エリテマトーデスの症状を抑えるために使用します。
現在、がんの治療薬として使用していたリツキシマブという分子標的薬が全身性エリテマトーデスの治療薬として使用されたりもしています。
免疫グロブリン大量療法と血漿交換療法について
免疫グロブリン大量点滴静注療法は、合併症がある場合などなんらかの理由によりステロイド投与や免疫抑制剤の投与が出来ない場合に行われます。
また、薬物治療が効かない症例や難治性の合併症がある場合は血漿交換療法が用いられます。
血漿交換療法とは、患者さんから血液を採血し、血小板や白血球などの血液の一部を取り除いてから残った血液を再び患者さんの体内に戻す治療法です。
腎臓病変や神経病変に合併症があるときに血漿交換療法と薬物治療を併用することで、より効果的に病気を治すことができます。
以上が、病院の治療方法です。
最期に、市販薬などは効かないのでしょうか?
全身性エリテマトーデスに市販薬は効かないのか?
病院で処方された治療薬のみ、服用することをおすすめします。
全身性エリテマトーデス完治まとめ
- 全身性エリテマトーデスは、完治しない難病!
- 有効な治療方法は、薬物治療・免疫グロブリン大量静注療法・血漿交換療法など!
など分かりました。
全身性エリテマトーデスは、完治が難しい難病ですが、適切な治療法によって症状を緩和させることが出来ます。
なので、全身性エリテマトーデスでお悩みの方は、医師の指示に従って治療していきましょう。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。