「O157の症状や後遺症って何があるの?」
O157の症状や後遺症は、かなり厄介なものが多いです。
では、一体どんな症状が出るのでしょうか?
ということで今回は、
- O157の症状や後遺症は何が出るの?
- 下痢や吐き気以外にはどんな症状があるの?
といった疑問解決策を紹介します!
O157の一般的な症状
感染者の約半数が3~9日の潜伏期間を過ぎると、激しい腹痛を伴った水様便が頻回に起こります。
その後、血便になっていきます。
成人の場合は感染しても無症状だったり、軽い下痢だけで終わる人もいます。
しかしこの場合でも、便の中には菌が混ざっています。
家族に菌を広げないように、十分気を付けましょう。
それと、吐き気をもよおす事もあり、この場合は吐き気止めや下痢止めを服用してはいけないです。
薬を服用してしまうと、体の中に菌を持っている食べ物を留めておく事になります。
このため、体の外に排出させる必要であるので自然と吐き気や下痢等で出していきます。
最初の症状は風邪に似ているので、注意が必要です。
そして、症状が軽い場合は、見分けがつかない事があります。
風邪と異なる症状は血便で、血便になったら直ぐに医療機関にかかるようにしましょう。
O157の後遺症
溶血性尿毒症症候群が1番かかりやすい後遺症で、非常に恐ろしい病気です。
症状は、血が出た時に止める役割をしている血小板が少なくなり、貧血のような状態になります。
これが重症化していくと、脳出血を引き起こすリスクもあります。
このように、軽く見逃す事が出来ない恐ろしい病気です。
溶血性尿毒症症候群が後遺症として起こるのは、なぜでしょうか?
それは、O157にかかると血便が出てそこからベロ毒素が血液中に取り込まれるためです。
血球や腎臓の尿幹細胞が破壊されて、腎臓の機能が低下する事で起こります。
検査では尿量の異常や腎性高血圧等の症状から分かり、後遺症の影響を避けるためには定期的な検査が必要です。
検査を行って数値に異常が見つかると、治療が直ぐに行えます。
ベロ毒素が腎臓の細胞を破壊して、その部分を通る血液内の赤血球も異常を起こして溶血状態になってしまいます。
赤血球の中にあるヘモグロビンが血漿に漏れ出るので、赤血球が死んでしまいます。
これにより急性腎不全も起こる危険性もあり、これにかかってしまうと人工透析が必要になってきます。
人工透析は1日置きに行わないといけないので、1度かかってしまうと生涯必要になりとても大変です。
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O157の症状は下痢や吐き気以外にもあるの?
他の症状には発熱はありますが、一過性のもので高熱になる事はないです。
しかし発熱が出ると、全身の倦怠感が伴う場合もあります。
頭痛がしたり傾眠や不穏になる事もあり、これらの症状は病状が重い人が発症します。
合併症の溶血性尿毒症症候群にかかってしまうと、溶血性貧血や血小板減少や腎不全等が引き起こされます。
この症状は、子供や高齢者等の免疫力の弱い人に多く発症しやすくなっています。
初期の段階では、体のむくみや尿の量が減少したり顔色が悪くなったりもします。
症状が重い場合は、中枢神経症状として眠くなりやすい傾眠やけいれんや幻覚等も起こります。
溶血性尿毒症症候群は下痢や腹痛等が起こってから、数日から2週間後に症状が現れてきます。
O157は症状だけでなく、後遺症にもならないよう注意が必要です。
O157の症状や後遺症まとめ
- O157の症状は、激しい腹痛や水様便、血便、吐き気など!
- O157の後遺症は、溶血性尿毒症症候群!
- O157の症状は下痢や吐き気以外に、発熱、全身の倦怠感、 頭痛、傾眠や不穏などある!
など分かりました。
O157の後遺症は、一般的な症状以上に厄介な病気だと思いました。
また、後遺症になった場合の症状は悪化すると、人工透析になる恐れがある事も分かりました。
後遺症からの合併症にならないためにも、O157初期段階で治すようにしましょう。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。