「痴呆症の病院は何科に行けばいいのかな?診断や検査方法も気になるなぁ…」
痴呆症の病院は、精神科をイメージすると思いますが、実は他にも様々にあるのです。
では実際、何科の病院に行けば良いのでしょうか?
ということで今回は、
痴呆症の病院は何科なの?
診断や検査方法は?
などの問題解決策を紹介します!
痴呆症の病院は何科?
一般的には、神経内科、精神科、心療内科、脳外科を受診すると良いです。
病院によっては、「もの忘れ外来」というような部門もあります。
そちらでも、痴呆症に関しての専門病院なので、受診可能です。
色々あるので、何科を受診したらよいか迷う場合が多いです。
その為、かかりつけの医者に相談して紹介してもらう事も可能です。
更に、地域の保健所の高齢者相談などで相談するのも良いでしょう。
痴呆症の診断方法
一般的には、医師との問診で診断します。
痴呆症の診断方法や基準は、以下の3つが代表的です。
① 認知症の診断基準(厚生省研究班、1989年)
② DSM-IV-TR[精神障害の診断と統計マニュアル](アメリカ精神医学会)
③ ICD-10[国際疾病分類第10版](WHO)
これらの検査では、主に日時や物の形の認識や簡単な計算をします。
そして、数分前に見た物の記憶といった認知機能と日常的状況、生理学的状態を調べます。
その後、それらを点数化し、点数に応じて痴呆症の程度を診断していきます。
痴呆症の検査方法
痴呆症の検査方法は、大きく4つの検査に分けられます。
- 一般身体検査
- 脳の一般検査
- 脳画像診断検査
- 知的機能を測定する心理テスト
などです。
それぞれ、説明します。
① 一般身体検査
一般身体検査では、尿検査、血液検査、内分泌検査、血清梅毒反応、胸部X線写真、心電図検査など行います。
② 脳の一般検査
腱反射などの神経学的検査、脳波検査、脳脊髄液検査などが行われます。
③ 脳画像診断検査
画像検査では、CTやMRIなどで脳が委縮していないか、梗塞や出血はないかを調べます。
④知的機能を測定する心理テスト
たくさん種類はありますが、以下のテストが代表的です。
- ウエクセラ成人用知能検査第三版(WAIS-III)
- 新長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
- Mini-Mental State Examination(MMSE)
- アルツハイマーアセスメントスケール日本語版(ADAS-Jcog)
⑤その他
その他の検査として、遺伝子検査や病理検査が行われます。
また、放射性同位体元素を使って脳血流を調べるSPECTや脳の糖代謝を調べるPETもあります。
痴呆症で何科が分かった場合でも、その後はどうすればいいのか分からないと思います。
なので、かかりつけの医者としっかりと相談し対応していきましょう。
痴呆症の病院は何科まとめ
- 痴呆症は、神経内科、精神科、心療内科、脳外科、物忘れ外来などで受診!
- 痴呆症は、生理学的状態、日常的状況、認知機能から診断される!
- 検査方法は、写真撮影や血液検査、心理テストなどある!
以上が、痴呆症と疑って病院に行き、病院にでされることのまとめです。
痴呆症は、とにかく早期に発見して、直ちに対策をとることが重要です。
痴呆症が発症している人のほとんどが自分が痴呆症なんだと気づきません。
ですので、周りにいる人たちが細かい変化を察知していくことが大切です。
とはいうものの、認知症の進行はゆっくりで気付いたころにはかなり進行していたケースが多いです。
もし、少しでも怪しいと疑った場合には、一度専門の先生に相談することをおすすめします。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。