「O157の潜伏期間中は、どんな症状が出るのかな…」
O157は、感染直後すぐに症状が出ない場合があります。
そして、O157になったかどうかの判断もしづらいのです。
では、感染したかどうか分からない時はどう対処したら良いのでしょうか?
そこで今回は、
- O157潜伏期間中の症状は?
- 感染が疑われるときの対処法も紹介
などの疑問解決策を紹介します!
O157の潜伏期間中の症状は?
潜伏期間は、3~9日です。
この期間は、症状が起こりません。
しかし、3~9日後に下痢(下血)や激しい腹痛、高熱、嘔吐、頭痛などの症状を引き起こします。
特に、水様性の下痢と激しい腹痛を起こしやすくなります。
それから、1〜2日後には血の混じった便が出ます。
更に、小さな子ども(小児)や高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳炎を引き起こし、
重症化する場合もあります。
それでは、いつぐらいに回復するのでしょうか?
O157の回復期間はいつ?
順調であれば、5〜10日で回復します。
ですが、下痢をした1週間後、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳炎を引き起こす
可能性もあります。
なので、お子さんや高齢者の方などは回復した後でも注意が必要となります。
では、実際O157になった時、どうすればいいのでしょうか?
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O157感染が疑われる時の対処法
O157は、熱やアルコール消毒に弱い性質を持っています。
また、O157の感染は、口から体内へ侵入する経口感染が中心だといわれています。
なので、基本的には食中毒などと同じで食べ物はよく火を通すが大切です。
また、調理器具などを75℃の熱湯で1分間、熱湯消毒をして綺麗にしておくことも大切です。
それから、感染が疑われた場合には感染者がトイレに行った後には、水を流す取手やドアノブを消毒した方がいいです。
更に、洗面所であれば、蛇口などをアルコールで消毒することが大事です。
最近では、アルコール消毒というとスプレータイプやジェルタイプがありますね。
特にオススメのアルコール消毒液は次亜塩素酸ナトリウム含有のモノがいいです。
興味がある方は、こちらの記事で更に詳しく説明していますので、興味があればご覧下さい。
⇒O157の感染予防にアルコール消毒液は有効?家庭内で消毒すべき場所も紹介
それからこれは、絶対に守って欲しい事があります。
それは決して、便や嘔吐物などを素手で触らないで下さい。
そこから、次の人に感染してしまう可能性があるからです。
O157は、潜伏期間が長いので感染したかどうかが分からない場合が非常に多いです。
なので、3~4日後にO157特有の症状が出た時は、病院へ行きましょう。
O157潜伏期間中の症状まとめ
- O157の潜伏期間は、3日~8日!
- O157の潜伏期間中の症状は、下痢や激しい腹痛、嘔吐など!
- O157の回復期間は、7日~10日!
- O157感染が疑われる時の対処法は、熱湯消毒やアルコール消毒!
O157は、他の食中毒菌と違って、潜伏期間が非常に長い厄介な病気です。
なので、生焼けの肉を食べてしまったり、便の付いた手でサンドイッチを食べてしまったという場合は、O157を疑ったほうがいいと思います。
そして、潜伏期間後にO157特有の症状が出たら、迷わず病院へ行きましょう。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。