「肺炎のレントゲン写真って、見方がよく分からないなぁ…」
肺炎レントゲン写真は、一般の方が見ても中々判断し難い所があります。
しかし、特徴を掴めばどこが悪いのか分かるようになるのです。
では、どのような見方をすればよいのでしょうか?
ということで今回は、
- 肺炎レントゲン写真の特徴って?
- 症例画像による影の見方はどうやるの?
を紹介します!
目次
肺炎レントゲン写真の特徴
肺炎の時にレントゲンを撮ると、肺に白い影が映ります。
マイコプラズマ肺炎の場合は、スリガラス様陰影が特徴で、肺血管陰影が透かして見える程淡く白い陰影を表します。
詳細は、画像をご覧下さい。
画像の通り、マイコプラズマ肺炎画像には、白い陰影がありますね。
では、普通の肺炎に関してはどのように見れば良いのでしょうか?
肺炎の症例画像の影の見方
影の見方は、正常な肺と肺炎になった時のレントゲン画像で比較します。
まずは、正常な肺画像をご覧下さい。
正常の場合は、骨が白く映ります。
肺には空気が含まれているので、黒く移るようになります。
次に、肺炎症状が起きているレントゲン画像をご覧下さい。
肺炎症状がある場合、赤丸のように骨の部分に白い影が映ります。
肺の中の粘液や間質という部分が、むくんでいるという見方をする場合もあります。
肺炎が完全に治っている場合は、白い影は消えているので映りません。
肺炎を断定するには、色々な方向からレントゲンを撮影して見極めます。
重症な場合であれば白い影は映りますが、症状が軽いとレントゲンには白い影が映らない場合もあります。
重篤であるかの判断材料にもなり、他の症状から肺炎が疑われる場合はレントゲン撮影を行います。
レントゲンで肺炎が疑われた場合は、採血を行うこともあります。
スポンサーリンク
肺炎レントゲン検査で白い影が写らないことはあるのか?
症状から肺炎が疑われても、レントゲンでは映らない場合もあります。
なぜ映らないのでしょうか?
それは、一般的な細菌とは異なり、淡く白い像になっている事が多いから見分けづらいのです。
ちなみに、肺炎の場合でもレントゲンに映らない事を非特定型肺炎といいます。
そして、非特定型肺炎と呼ばれるものは、以下のような肺炎になります。
- マイコプラズマ肺炎
- クラミドフィラ肺炎
- レジオネラ肺炎
- ウイルス性肺炎
などあります。
特に、マイコプラズマ肺炎の場合は、影響が肺だけではない場合があります。
気管支炎まで細菌が留まっている場合もあり、この場合はレントゲンに現れないのです。
肺に白い影が写っても肺炎じゃないこともある?
肺に白い影が写っても肺炎ではない事があります。
具体的には、他の病気である可能性が考えられます。
肺の病気として多いのが、肺がんです。
肺結核や気管支炎や肺気腫等が分かり、肺の病気であれば白い影が写りやすいのです。
レントゲンで白い影が見つかって再検査になったとしても、肺がん等の場合は稀なケースです。
大抵の場合は、何も問題がないか腫瘍が発見されても早期発見になり即治療が行えます。
早期発見は良い事であるので、肺に影が見つかっても悩む事はあるません。
スポンサーリンク
レントゲン以外の肺炎診断方法
レントゲン以外で分かる症状は、発熱や咳や痰や息苦しさや胸痛です。
発熱や咳等は風邪の症状と似ているので、肺炎を見極めるのは難しいです。
風邪と肺炎を見極めるには、風邪は軽症で肺炎は重症です。
咳が酷くて長引く場合は、肺炎の可能性があります。
痰の色が透明であればウイルス性であるので風邪で、黄色であれば細菌性であるので肺炎です。
風邪は直ぐに治りますが、肺炎は治るのに時間がかかってしまいます。
また、聴診器を当てた時に音がしないと風邪で音がすると肺炎になります。
しかし、風邪で免疫力が弱って肺炎を起こす場合もあります。
肺炎が重篤になると、動かなくても苦しかったり意識がなくなったり脱水でショック状態になり命に関わることもあります。
肺炎の場合は、とにかく安静にして病院へ行く事が大事です。
肺炎レントゲン写真まとめ
- 肺炎レントゲン写真の特徴は、白い影が骨の部分に写っている!
- 症例画像による影の見方は、骨の部分に白い影がぼんやり映っているのか見る!
肺炎のレントゲン写真は、影の見方を知ることで肺炎なのかどうかの判断材料に出来る事がわかって頂けたと思います。
なので、例えば1つの病院で異常なしと言われたとしても、鵜呑みにしないことが大事です。
ご不安な場合は紹介状を書いてもらうなりして、別の病院で診てもらう必要があります。
いつもと違うような肺炎の疑いのある症状が出たら、肺炎治療実績の多い病院へ行くことも必要だと思います。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。