「ガムとチョコを食べるとなんで溶けるの?」
ガムとチョコを食べると、ガムがいつのまにか消えてますね。
では、なぜガムとチョコを食べるとガムが溶けるのでしょうか?
ということで今回は、ガムとチョコを食べたら溶ける理由や害の有無についての疑問解決策を紹介します!
ガムとチョコを一緒に食べると溶ける理由
ガムとチョコを一緒に食べるとガムが溶けるのは、チョコにカカオバターが含まれているためです。
カカオバターは油で、ガムベースは水に溶けにくいが油と一緒になるとバラバラになってしまう性質があります。
樹脂は油とくっ付きやすく、ガムベースを構成している樹脂に油がくっ付いて分子同士の結合が切れてしまいます。
これにより、口の中ではガムが消えたと思ってしまうのです。
溶けたガムを食べると体に有害なのか?
ガムベースになる素材は、合成樹脂のプラスチックもどきで、研究により安全性が確認されているため体の中に入っても害はないです。
また、ガムは油に溶ける性質であるため、油を含んだ食べ物を食べると引っ掛かっているガムは溶けてなくなります。
そして、油に関わらず、後に食べた物で押し出されて便になって出てきます。
しかし、ガムには人工甘味料が多く含まれていて、単体の人工甘味料を摂取し続けると糖尿病に繋がります。
また、キシリトールガムの場合は、アレルギー反応が出た事例もあります。
これはガム単体の場合で、チョコと一緒に食べた時の影響は分かりませんが、体に悪そうである事は言えます。
チョコ以外でガムを溶かす食べ物
チョコ以外でガムを溶かす食べ物は、油脂やスナック菓子、洋菓子などがあります。
詳細は、以下をご覧下さい。
油脂
- サラダ油:ガムがほぼ溶ける
- マヨネーズ:ガムの粒が少し残る
- 牛脂:ガムが溶けて粒が小さく残る
- 焼き肉や天ぷら:油を多く含んでいるため、ガムは溶ける
スナック菓子や洋菓子
- かっぱえびせんやポテトチップス:ガムが小さい粒に分かれる
- ビスケットやクッキー:油が少し使用されている為、溶けるが、速度は遅い
上記のように、油脂を含んでいる食べ物ですとガムをどろどろに溶かしてしまうものと小さい粒になるものとに分かれます。
ただ完全に溶けない事も多く、食品によって若干の違いはありますが、油分で溶けるのは間違いがないです。
ちなみに、ガムは水に全く溶けません。
あと、砂糖では水よりはガムが柔らかくなって分離して小さくなります。
しかし、油分が含まれていないため、完全に溶ける事はないです。
チョコガムはなぜ溶けないの?
チョコガムは、チョコの中にガムを閉じ込めていて、油性同士のチョコとガムを混ぜるとガムが溶けてしまうためガムが溶けないメカニズムを解明して製品化しています。
出典:http://i.gzn.jp
チョコと一緒にガムを食べても溶けない原理は、ガムとチョコの比率と口の中でチョコとガムが接する時間に差を作っているためです。
ガムにチョコを練り込むと溶け出しやすくなりますが、ガムの変質を防いでいるため、ガムを噛み続けても溶ける事がないです。
そのため、通常のガムと同じように最後まで味を楽しむ事が出来ます。
ガムとチョコで溶けるまとめ
- ガムとチョコを食べると溶ける理由は、チョコに含まれる油脂成分がガムを溶かすから!
- チョコで溶けたガムを食べても体には、無害!
ガムとチョコを一緒に食べると、チョコに含まれているカカオバターの成分とガムベースが合わさる事で溶けやすくなります。
ただ、ガムベースは安全性が確認されているため、万が一溶けたガムを食べても体に害はないです。
油脂が含まれている食べ物であれば、チョコでなければガムを溶かしてしまいます。
チョコとガムを一緒に食べたい場合は、チョコガムが販売されているためそれを食べると良いです。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。