膠原病は遺伝するのか?子供にうつる確率と検査方法について

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「膠原病は、遺伝するの?子供にうつる確率はどのくらい?」

膠原病は、遺伝する可能性があります。

では、なぜ遺伝するのでしょうか?

子供にうつる確率はどれぐらいでしょうか?

ということで今回は、

  • 膠原病は遺伝するのか?
  • 子供にうつる確率は?
  • 検査方法が気になる!

などの疑問解決策を紹介します!

目次

膠原病は遺伝するのか?

膠原病は、遺伝する場合があります。

それは、人間の遺伝子によって、病気の発症やストレスなどが関係しているからです。

免疫力の低下なども遺伝と関係しているので、膠原病も遺伝から発症するケースがあるのです。

自己の免疫反応が自分の細胞に向けられてしまい、自己免疫疾患をきたす原因になります。

それ以外にも、膠原病は女性に多いとも言われています。

中でも妊娠が可能な年齢に、発病しやすいことが分かっています。

その原因は、女性ホルモンが免疫異常を高めるからだとも言われています。

遺伝以外に考えられる膠原病の原因

遺伝以外にも、膠原病に発症する原因はあります。

有力なのは、免疫異常や環境などがリスク因子として考えられています。

まず、免疫異常から説明します。

免疫異常からくる膠原病は、体の中の成分をなぜか異物と間違えて攻撃してしまうことになります。

この症状を自己免疫疾患といい、膠原病になる原因と言われています。

では、なぜ自己免疫疾患になるのでしょうか?

それは、抗体を作る血液中のリンパ球の遺伝子が突然変異を起こしてしまうからです。

では、環境の原因は、どうでしょうか?

詳細は、下記をご覧下さい。

  • ウィルス感染からの膠原病発症
  • 薬の摂取による自己免疫疾患
  • 怪我や手術により起こる壊れた組織からの自己抗体生成
  • 美容整形の際のシリコンやパラフィンなどが体内に注入されることでの自己抗体生成
  • 紫外線による日焼けや炎症による自己抗体生成
  • 妊娠時の免疫力低下や出産後の免疫力の働きの過剰な増大

などが、環境からの膠原病発症です。

ちなみに、上記に挙げている自己抗体生成というのは、自分自身を攻撃してしまう事です。

具体的には、体内に侵入した攻撃してはいけない味方の細胞を破壊してしまう事を意味します。

そして、味方の細胞が無くなることで、自己免疫疾患を引き起こしやすくしてしまうリスクを伴います。

遺伝以外にも膠原病となる原因があることが分かりました。

次に、膠原病が子供にうつる確率はどれくらいなのでしょうか?

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子供にうつる確率

膠原病は、うつる病気ではありません。

何故なら、膠原病自体が免疫疾患なので体の外には出てこないからです。

ただ、遺伝についてはどうしても避けられないところがあります。

日頃の生活に注意して頂くしかないと思います。

膠原病の検査方法

膠原病の検査方法は、血液検査・画像診断・生検などの3つです。

それぞれ、説明致します。

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血液検査

採血をする事で、膠原病かどうかが分かるといわれています。

詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。

膠原病の血液検査で「異常なし」と判断できる数値の目安とは?

膠原病を検査するには、必須の検査項目といえます。

細胞の中の核に反応する抗体があると、染色されてくるようになります。

核の成分は、これに反応する抗体も色々な種類があります。

膠原病は、症状と検査結果を診断し、この検査が陽性だからといって膠原病というわけではないと言えます。

次に、画像診断はどうでしょうか?

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画像診断

画像診断では、X線検査と超音波検査など2つの方法で膠原病かどうかの検査をします。

それぞれ、説明します。

まず、X線検査では、専用の機器に胸又はお腹を押し当てて撮影します。

この検査では、肺や心臓の状態を調べます。

種類としては、胸部X線(咳が酷い場合)、腹部X線(腹痛が続く場合)などあります。

そして、超音波検査では、心臓又は腹部の動きを確かめる時に使われる方法です。

特に、腹部の検査では腎臓などの臓器の状態や血管の状態も確認することが出来ます。

特徴的なのは、体への負担が少ない検査です。

生検

体に湿疹が出ている場合に、行う検査です。

やり方は、皮膚の一部を切り取って、状態をチェックする検査です。

ちなみに、SLE(全身性エリテマトーデス)の場合は、腎臓に針を刺して炎症具合からどう治療していくかを判断する場合もあります。

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膠原病と遺伝まとめ

  • 膠原病は、遺伝する可能性がある!
  • 子供にうつる確率はないが、遺伝する可能性はある!
  • 検査方法は、血液検査、画像診断、生検など!

膠原病は、遺伝や免疫障害、環境的要因などが原因で発症することが分かりました。

また、膠原病は感染する病気ではないので、誰かにうつる心配はありません。

血液検査や画像診断、生検などによって、膠原病かどうかも分かるので、膠原病なのかどうかを知りたい場合は、早めに病院へ行きましょう。

それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。

今後も健康に関する有力情報を配信していきます。



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