「膠原病の平均寿命ってどれぐらいなのかな?発病したらどのぐらい縮まるのかな?」
膠原病には症状が色々あって、それぞれ寿命が異なります。
でも、どうして膠原病は症状によって平均寿命が異なるのでしょうか?
ということで今回は、
- 膠原病の平均寿命はどれぐらい?
- 膠原病の原因や症状は何?
などの疑問について紹介します!
膠原病の平均寿命
健康な人の寿命よりも、6年~9年程少ないです。
では、なぜそこまで寿命が短くなるのでしょうか?
それは、膠原病の病気に隠されています。
人間は免疫力によって、病気になったとしても自然治癒力で、治すことが出来ます。
しかし、膠原病になると、免疫細胞が全身の結合祖組織全てに一斉攻撃をしてしまいます。
すると、普段はなんともない皮膚や関節、筋肉などが炎症を起こしてしまいます。
そして、体中が腫れるだけでなく痛みも伴います。
コレが、膠原病の厄介な所です。
では、なぜ膠原病にかかってしまうのでしょうか?
膠原病の原因
原因は不明です。
ただ、家系の中で膠原病になった方がいる場合、遺伝として発症する可能性が高いといわれています。
その他、高カロリーで高脂肪な食生活を続ける事で発症するリスクが高まるともいわれています。
ちなみに、膠原病患者の性別を分析すると、女性の方が多いのです。
これは、女性の方が女性ホルモンが多いからなのです。
そのため、遺伝以外に女性ホルモンも膠原病発症に関係しているといわれています。
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膠原病の症状や種類
膠原病は、体の全身又は一部に炎症の症状が起こります。
部位としては、内蔵や皮膚、筋肉、血管などに様々な症状を引き起こします。
特に、皮膚や関節、筋肉などに痛みを伴う症状が出ます。
その他、原因不明の発熱や湿疹なども起こる場合があります。
次に、膠原病の種類は下記をご覧下さい。
- 慢性関節リウマチ(内蔵)
- 全身性エリテマトーデス(関節)
- 多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症(皮膚や筋肉)
- 結節性多発動脈炎、血管炎症候群(血管)
などですね。
この中で特に恐ろしい病気は、慢性関節リウマチです。
この病気は、悪化すると関節の細胞が破壊されてしまう症状が出ます。
そうなると、関節が変形してしまうのです。
では、膠原病が悪化しないようにするための治療法は何があるのでしょうか?
膠原病の治療方法
治療方法は、薬物療法です。
ステロイド剤や免疫抑制剤などを扱います。
ステロイド剤がまだ導入されていなかった時代は、5年生存率が20%以下でした。
しかし、導入された事によって90%以上に上昇したようです。
ただ、肺や心臓、腎臓、中枢神経等の障害が重度の方の場合は、5年生存はかなり厳しい状況なのです。
膠原病らしき症状が出たら、面倒くさがらずリウマチ科か膠原病科を受診されることをオススメします。
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膠原病は市販薬で対処出来るのか?
市販薬での対処は、オススメできません。
理由としては、薬アレルギーが起こるおそれがあるからです。
なぜ、薬アレルギーが起こってはいけないのでしょうか?
それは、薬アレルギーが原因で膠原病になった患者がいるからです。
長引く熱や風邪、体の腫れなどの症状が出たら、病院に行って症状が悪化しないよう気をつけましょう。
膠原病と平均寿命まとめ
- 膠原病の平均寿命は、健康な人の寿命よりも6年~9年短い!
- 膠原病の原因は、遺伝!
- 膠原病の症状は、内蔵や関節、皮膚や筋肉、血管などの一部又は全部が腫れる!
- 膠原病は、慢性関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどを含む4種類の病気がある!
- 治療方法は、ステロイド剤や免疫抑制剤!
- 膠原病は、市販薬で対処すると薬アレルギーを起こす場合がある為、危険!
膠原病は、全身が腫れる病気だということが分かりました。
特に、発熱症状においては、風邪と誤解されやすい恐れもありました。
そして、治療方法がステロイド剤や免疫抑制剤だったことから、市販薬は服用しないようご注意下さい。
とにかく、不審な発熱や炎症反応などが起きたら、迷わず病院に行くようにしましょう。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。