「狭心症の検査ってどこで受ければいいの?」
狭心症の検査は、内科と思いがちです。
ただ、実は内科以上に専門的な病院へ行く方が良いのです。
では、その専門的な病院へどこでしょうか?
ということで今回は、
- 狭心症の検査は何科で受ける?
- 異常なしと判断出来る目安の数値は?
などの疑問解決策を紹介します!
狭心症の検査は病院の何科で受けるのか?
狭心症の検査は、循環器内科で受けます。
循環器内科とは、心臓と血液の内科です。
胸の痛み等で病院に行った場合は、心臓を診てくれる循環器内科が適切です。
一般的な内科でも、初期的な対応であれば行ってくれるため、近くに循環器内科がない場合は受診する事も適切です。
狭心症の検査って何を受けるのか?
血液検査では、一般検査と生化学検査があり、一般検査では赤血球と白血球とヘモグロビン値を調べます。
生化学検査では、血清中のたんぱく質やコレステロールや糖質や各種酵素等20種類の成分を調べます。
こららの検査結果から、各臓器の働き具合や心臓病以外の病気の有無を調べます。
また、狭心症や心筋梗塞の危険因子として知られている糖尿病や高脂血症等の有無も調べます。
検尿では、尿中にたんぱく質や糖分や血液が混じっていないか等を調べて、心臓に悪影響が及ぼす糖尿病や腎臓病の有無等を確認します。
レントゲン検査では、撮影機した心臓の大きさや形や位置や肺や血管の状態を確認します。
狭心症は、X線写真に異常が現れないが、心筋梗塞では多くの場合で心臓が大きく写ります。
この他に、心臓病以外にも肺炎や肺がん等、多くの病気や怪我の診断にも役立ちます。
眼底検査は、眼底の網膜を眼底鏡でのぞくと動脈を鮮明に見る事が出来て、動脈硬化や高血圧に伴う血管の変化を直接観察出来ます。
眼底検査は循環器疾患の診察には、有効な手段です。
心電図検査は、心臓に異常が生じると電気信号が上手く伝わらなくなり、心拍のリズム異常が起こります。
基本的には、安静時心電図をとり、これは横になって安静にしている状態で測定します。
発作が起きた時だけ心電図に異常を示す場合は、ホルター心電計を用いて24時間連続で心電図を記録します。
これにより、日常生活の中で起こる異常心電図を発見出来ます。
異常なしと判断出来る目安の数値
血液検査では、クレアチンキナーゼという項目に異常が現れる事があります。
基準値は、男性は40~200IU/Iです。
女性は、30~120IU/Iです。
これを超える数値を示してい場合は、狭心症の可能性が高まります。
女性の場合、妊娠中や出産前後であると高くなりやすく、飲酒によっても上昇します。
また、筋肉への注射や心臓や脳の手術等でも、数値が高くなります。
異常なしでも狭心症になっている事がある理由
心電図での異常なしは、正常とは限りません。
それは、健康診断等での心電図は、平常時の心臓のリズムや強さを波形で表すものです。
主に、心筋梗塞や心臓肥大等の疾患を発見する事に有効で、しかし狭心症は身体を動かしている時に息切れ等の症状が出る病気で、息切れの発作を起こしている瞬間の心電図は発見出来ないためです。
狭心症は健康診断では、発見されにくい病気です。
胸が頻繁に苦しくなる方は、一度循環器内科を受診しましょう。
狭心症の検査まとめ
- 狭心症の検査は、循環器内科で受ける!
- 異常なしと判断出来る目安の数値は、クレアチンキナーゼの高低で判断する!
など分かりました。
狭心症かどうか検査を受けたい場合は、循環器内科へ行きましょう。
そして、胸のあたりに違和感を感じる場合は、早めに行くことをオススメします。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。