今回は、食物アレルギーの症状に関する話題です!
近年、食生活の変化もあり、食物アレルギーは確実に増加しているといわれています(*_*;
食物アレルギーの多くが乳児期に発生するため、摂取する食品の制限など、ご家族の悩みは多く、大変だと思います。
それにしても、食物アレルギーの原因物質や治療薬はなんなのでしょうか?
今日は、それらの疑問が気になったので、調べてみました!
目次
食物アレルギーとは、どんな病気?
食物アレルギーとは、「食物によって引き起こされる生体に不利益な反応」です。
食物を食べることのみならず、皮膚から取り込まれた場合(例えば石鹸により小麦の抗原が侵入するなど)、も含め食物アレルギーと定義されています。
ただこの説明では、難しいですね(*_*;
食物の中の成分の一つに、タンパク質があります。
ある特定のタンパク質に対して、身体の免疫システムが異常に反応する事で食物アレルギーを引き起こしてしまうのです(@_@)
食物アレルギーの具体的な症状一覧
原因となる食物を体内に取り込んでから、症状が現れるまでの時間の長さで、即時型と非即時型に分類されます。
15~30分後、長くても2時間以内に現れるものが即時型と呼ばれます。
一般に、即時型の方が非即時型に比べて強い症状がみられます。
以下にそれぞれ症状を書いていきます!
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即時型アレルギーの症状
即時型アレルギー症状は、非即時型と比べて体全体への健康被害が多いですね(@_@)
内容をご覧ください!
・皮膚や粘膜に関する症状
じんましん
かゆみ
口の中のイガイガ感、唇の腫れ、目の充血や腫れ
・呼吸器に関する症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
咳込み、呼吸困難
・アナフィラキシー
喘鳴、呼吸困難。全身のじんましん、顔面浮腫、結膜充血、著しい鼻閉、喉頭浮腫など
の症状が、複数同時にかつ急激に出現します。
血圧低下や意識障害を伴う場合、アナフィラキシーショックといいます。
では、非即時型アレルギーはどうでしょうか?
非即時型アレルギーの症状
非即時型アレルギーの場合は、消化器や皮膚に症状が現れるようです(*_*;
症状をご覧ください!
・消化器に関する症状
腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
血便、便秘
・皮膚症状
アトピー性皮膚炎の悪化、むくみを伴う湿疹
などありますね(*_*;
それにしても、食物アレルギーって具体的に原因物質は何があるのでしょうか?
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食物アレルギーの原因物質や食品一覧
食物アレルギーの原因物質は、食物アレルギーを引き起こすアレルゲン食品というものです(*_*;
では、そのアレルゲン食品とはなんなのでしょうか?
即時型のアレルギー症状をきたす食品は、年齢別に多いものから並べると以下のようになります。
・0歳
鶏卵、牛乳、小麦
・1歳
鶏卵、牛乳、小麦、魚卵、ピーナッツ
・2、3歳
鶏卵、牛乳、小麦、魚卵、ピーナッツ
・4~6歳
鶏卵、牛乳、ピーナッツ、小麦、果物類
・7~19歳
鶏卵、牛乳、甲殻類、ピーナッツ、小麦、
・20歳以上
小麦、甲殻類、魚類、果物、そば
出典:厚生労働科学研究班による「食物アレルギーの診療の手引き2014」
平成23年即時型食物アレルギー全国モニタリング調査
[調査対象]
食物摂食後60分以内に何らかの症状が出現し、医療機関を受診した患者
食物アレルギーは、0歳からでも既にアレルギー反応が起こるようになっているのですね(@_@)
そして、年齢を重ねる毎にどんどんとアレルゲン反応が起こる食品が増加している感じですね(+_+)
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食物アレルギーの診断や検査方法
前述の「食物アレルギーの診療の手引き2014」には、食物アレルギー診断のフローチャートが示されていますので、その要点をご紹介しましょう。
食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎(非即時型症状)と即時型症状に対する2種類のフローチャートがあります。
・食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎(非即時型症状)の場合
まず、症状が出現すれば詳細な問診を行います。
指導や薬物療法を施したのち、症状が改善されればそのまま経過観察、症状が不変であ
れば血液一般検査を行い、その後は場合に応じ、各種負荷試験を実施していきます。
・即時型症状の場合
症状が出現すれば詳細な問診を行います。
問診などから、アナフィラキシーであるか、アレルゲンが容易に予測できないか判断し
ます。
Yesであれば専門の医師において各種試験結果を見直し必要に応じ負荷試験、食物
の除去、必要に応じて食物負荷試験という流れになります。
Noであれば血液一般検査を行い、抗体を調べ、場合に応じ経口負荷試験や食物負荷試験
を行います。
ここで、最も信頼性が高いといわれている食物経口負荷試験の方法について説明します。
食物アレルギーの原因の食べ物を少しずつ量を増やしながら15分ごとに患者さんに食べてもらいます。
もちろんこれは、専門の医師が誘発された症状への緊急対応が十分可能な施設で行われます。
一定量を1~2時間ほどかけて食べてもらい、症状が誘発されるかどうかさらに数時間かけて観察します。
合計3時間から半日で試験を終了します。
次に、食物アレルギーの対応方法を見ていきましょう!
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食物アレルギーの対応方法~食物除去~
食物アレルギーの一般的な治療方法として、食物除去という方法があります。
これは、原因食物を、上述した食物経口負荷試験の結果に基づいて除去する程度を決め、必要最小限の原因食物だけを除去する方法です。
念のため、心配だからといって、必要以上に除去する食物を増やさないようにすることがポイントです。
食物アレルギーの治療薬
結論から申し上げると、食物アレルギーに有効な薬物はありません(¯―¯٥)
薬物療法はあくまでも補助療法と考えられており、症状が安定したら中止します。
治療薬の例を以下に挙げます。
・クロモグリク酸ナトリウム(経口インタール)
食物アレルギーの関与するアトピー性皮膚炎のみ保険適用。あまり用いられない。
・抗ヒスタミン薬
皮疹・瘙痒感のコントロール、誤食時の対応に用いる。30分~1時間程度で効果が現れ
る。
などの治療薬があります!
ちなみに、アナフィラキシー発症時の初期対応に用いられるアドレナリン自己注射薬(エピペン)は登録医によって処方が可能で、2011年9月から保険適応となったようですよ!
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食物アレルギーの人の為の日常生活の送り方
食物アレルギーを持つ方にとって、情報を公開することはとても大事なことです。
例えば学校などでは一部の関係者だけではなく、教職員全員やクラスの同級生にも知ってもらうことが大切です。
特にアナフィラキシーが起こる可能性がある場合は、食物アレルギーがあることを周りの人に知ってもらうことは、自らの身を守ることに繋がります。
食物アレルギーまとめ
- 食物アレルギーとは、特定のタンパク質に対する身体の免疫システムの異常な反応!
- 症状の中で最も重症なものがアナフィラキシー!
- 原因物質はアレルゲン!
- 食物経口負荷試験が最も信頼性の高い試験!
- 食物除去は、必要最小限の原因食物だけにすることが大切!
- 薬物療法は、あくまで補助療法!
- 自分が食物アレルギーであることを、周りの人たちに知ってもらう必要がある!
など分かりました!
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければ嬉しく思いますm(_ _)m
今後もアレルギーに関する有力記事を更新していきますね(๑•̀ㅂ•́)و✧