「ココナッツオイルって有害なの?」
ココナッツオイルは、有蓋ではありません。
では、なぜ有害と言われているのでしょうか?
ということで今回は、ココナッツオイルが有害と言われる理由や成分の危険性などを紹介します!
目次
ココナッツオイル有害説は本当?その危険性とは?
ココナッツオイルは、本当に有害ではありません。
ではなぜ、有害説や成分の危険性が出るのでしょうか?
その原因を成分や副作用、発がん性などに分けて、それぞれ解説します。
ココナッツオイルの成分は何があるの?
ココナッツオイルの成分は、90%以上が飽和脂肪酸です。
その他には、ケトン体やラウリン酸やビタミンE等が含まれています。
ちなみに、天然の中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。
中鎖脂肪酸は、消化吸収スピードが早く、肝臓に直接届く成分とされています。
ココナッツオイルに副作用はあるの?
ココナッツオイルには解毒作用があり、腸を綺麗にしてくれます。
ただ副作用として、腹痛や下痢の症状が出る場合があります。
また、ココナッツオイルを摂り過ぎると、人間の生み出した有害な環境ホルモンに近い働きをする事があり、ホルモンに影響を与えてしまうとされています。
ココナッツオイルに発がん性は本当にあるの?
ココナッツオイルに発がん性があると言われているようですが、実際には発がん性はありません。
発がん性があると言われていた理由は、ベンゾピレンという物質が含まれているからです。
ただベンゾピレンという物質は、ココナッツオイル全体の問題ではなく、製造方法の問題なのです。
ココナッツオイルは、昔ながらの製法で、火を起こしてココナッツを燻してからオイルを抽出していて、この場合にベンゾピレンが含まれている可能性があります。
しかし、一般的に販売されているココナッツオイルは低温圧搾で作られているため、問題はないのでご安心下さい。
ココナッツオイルの飽和脂肪酸含有量は?
ココナッツオイル100g当たりの含有量は、87gです。
他のオイルに比べると、飽和脂肪酸の量は多めです。
ココナッツオイルは結局体に良いのか?悪いのか?
ココナッツオイルが他のオイルに比べると、体に良いのか悪いのかははっきりと分かっていません。
ただし、飽和脂肪酸はコレステロール値を上げるため、コレステロールが高い人や飽和脂肪酸を減らしたい人などはココナッツオイルを避けた方が良いです。
ココナッツオイルを摂る場合の注意点!1日の摂取量の目安
ココナッツオイルの目安量は、1日大さじ2杯程度です。
それ以上に摂り過ぎてしまうと、下痢になったり、めまいを起こしたりする可能性があり、注意が必要です。
飽和脂肪酸は、食事の7%以下が目標量になっているため、摂り過ぎには気を付けて食事をしましょう。
ココナッツオイルには様々な体に嬉しい効能があり、有害との噂がありますが、摂り過ぎなければ全く問題ありません。
1日に摂取する量は、大さじ2杯までに止めておき、毎日少しずつ摂取していくのがおすすめです。
元々は健康に良いと言われていたココナッツオイルの効能
ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸の働きにより、血行や血流が改善されて美肌や代謝が上がりやすくなり、ダイエット効果が期待出来ます。
更に、腸内のぜんどう運動を促す作用もあり、腸の中に溜まった老廃物を排出しやすくします。
ラウリン酸は、腸内環境を整える作用があるため、便秘の人はお腹がスッキリします。
更に、ラウリン酸のもう一つの効果として、殺菌作用もあり、口臭予防が出来ます。
オイルを口に含んでうがいをすると、口内に付いた汚れを除去することも可能です。
善玉コレステロール値を上昇させる作用がある不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため、下腹部に脂肪が付く内臓脂肪型の肥満を改善出来ます。
ココナッツオイル有害説や危険説まとめ
- ココナッツオイルが有害と言われる理由は、飽和脂肪酸や食べ過ぎによる下痢や腹痛などを起こすから!
- ココナッツオイルの成分の危険性は、昔の製造過程の中でベンゾピレンが発生したことから!
ココナッツオイル有害説は、ガセであることが分かりました。
ただ、体に良いものでも食べ過ぎると体に良くないことが起こりますので、1日大さじ2杯までの目安量を必ず守るようにして食べましょう。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。