「ナトリウムの食塩相当量はどのくらい?」
食塩相当量は、特殊な計算式で分かります。
では、1日どれくらいが適量なのでしょうか?
ということで今回は、
- ナトリウムの食塩相当量はどのくらい?
- 1日の目安量は?
などの疑問解決策を紹介します!
目次
ナトリウムの食塩相当量はどのくらい?
1日の食塩相当量は、ナトリウム量として書かれている事もあります。
ナトリウムを食塩相当量に変換するには、計算式があります。
その計算式は、ナトリウム量×2.54÷1000=食塩相当量です。
この式が覚えにくい場合は、食塩相当量1グラム=ナトリウム量393グラムという式を暗記していると換算出来ます。
覚えにくいため、ナトリウム量は400グラムにしても多少の違いはありますが、大体の量は分かります。
ナトリウムの1日の目安量や基準値
ナトリウムの1日の目安量は、600mgになっています。
食塩相当量にすると、1.5gです。
日本人の食生活を考慮すると、1日に1.5gの食塩量は現実的な数値ではありません。
生活習慣病の一時予防を目的として、日本人が目標とする食塩の摂取量は18歳以上の女性では1日に7g未満で男性は8g未満とされています。
ナトリウムが不足するとどうなるの?
体内でナトリウムが不足すると、めまいやふらつき、脱力感、食欲不振等の症状が現れます。
ナトリウムは、体内の水分量を調整する働きがあり、不足すると体内で水分不足等が起こります。
水分が足りなくなると代謝が悪くなり、肌荒れや冷え性の原因にもなります。
また、ナトリウムは水分を蓄える性質があり、脱水症状や筋肉異常の原因にも繋がります。
更に、体内の塩分濃度の低下により神経系が正常に働かなくなり、重症化する場合もあります。
例えば、精神異常や昏睡状態に陥る事もあり、怖い状態です。
ナトリウムを取りすぎるとどうなるの?
高血圧やガン等の生活習慣病になりやすい事が、問題になっています。
血圧が高くなるのは、身体は血液の塩分濃度を下げようとして喉が渇きます。
水分を摂ると血液中の塩分濃度が正常に薄まり、血液の量は増えるため、血管に強い圧がかかってしまいます。
すると、心臓の負担が大きくなって高血圧になります。
また、喉の渇きやむくみ等も起こりやすいです。
他には、脳卒中や心疾患等のリスクが高まる事も、報告されています。
ナトリウムと塩分の違い
ナトリウムはアルカリ金属元素の1つで、塩に含まれている成分の一部です。
ナトリウム=塩分ではありません。
塩分は、一般的には食塩の事です。
主成分はナトリウムと塩素が結合した塩化ナトリウムで、化学式ではNaClと表されます。
食塩の事になるため、食塩相当量と同じ意味になります。
商品で塩分控えめと書かれている場合は、食塩が少ないという意味になります。
食塩の中に、ナトリウムが含まれていると認識頂ければと思います。
ナトリウムの食塩相当量まとめ
- ナトリウムの食塩相当量は、ナトリウム量×2.54÷1000で求めることが出来る!
- ナトリウムの1日の目安量は、600mg!
ナトリウムの食塩相当量は、上記の計算式で変換出来ます。
ナトリウムは、不足しても摂り過ぎてもあらゆる症状が身体に現れてしまいます。
そのため、1日の目安量を守るようにするのはとても大事です。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。