「チロシンにはどのような効果があるの？」
チロシンの効果は、様々にあります。
では、チロシンの効果はどのくらいの時間続くのでしょうか？
ということで今回は、
- チロシンの効果や持続時間は？
- 副作用はないの？
などの疑問解決策を紹介します!
チロシンの効果
チロシンは、脳を興奮や緊張状態にして集中力を上げるノルアドレナリンや、一種の興奮状態にしてやる気を起こさせるドーパミンの材料になります。
そのため、うつ状態の治療に一定の効果があります。
また、疲労やストレスを和らげる効果も期待出来て、長期にわたって疲労が続く慢性疲労症候群にも有効です。
人間は強いストレスを感じると、攻撃的になる事が多いですが、チロシンはノルアドレナリンを作って神経機能を調整するためこの攻撃を緩和します。
チロシンは体内でメラニン色素を作る事が出来るため、白髪の予防にも役立ちます。
黒髪は紫外線から頭皮を守る役割を担っているため、皮膚ガン等の予防も出来ます。
チロシンの持続時間
チロシン効果の持続時間は、30分～1時間位で短いです。
チロシンはアミノ酸であるため、経口摂取が可能です。
アミノ酸は体内での吸収時間が早いため、摂取から30～45分で効果が現れます。
アミノ酸には耐久性がないため、基本的にはこまめに摂取する必要があります。
チロシンの副作用
メラニンの材料であるチロシンは、活性酸素と反応する事でメラニンに変化します。
活性酸素の中には紫外線を浴びるものがあり、メラニンは肌のターンオーバーと共に排出されます。
ただ、排出しきれないとシミになってしまいます。
チロシンを摂取するとメラニンが増えて、排出しきれないで残ったものがシミになる可能性があります。
チロシンの１日の目安量
チロシンは1日、500～2000mg程度摂るのが望ましいです。
ただ、体格や体質によって変わります。
一般的に健康な人が、1日にチロシンを摂る上限は体重1kg当たり25mgとされています。
例えば、体重が50kgの人の場合は、1250mgが上限になります。
チーズや大豆のには、100g当たり1000mg含まれているため、体重が50kgであればチーズや大豆を1日で125g以上は摂取しない方が良いです。
チロシンを飲み過ぎるとどうなるの？
チロシンを大量に飲むと、血圧の上昇を招く恐れがあります。
大量摂取が慢性化すると、血管に負担がかかって、高血圧症や心筋梗塞や脳卒中の原因になる可能性があります。
また、甲状腺機能亢進症という甲状腺ホルモンが過剰分泌する病気の原因にもなる可能性があります。
甲状腺ホルモンの過剰分泌をする甲状腺亢進症の原因の一つに、バセドウ病があります。
メラニン色素が必要以上に合成されて、皮膚にシミやそばかすを発生させやすくします。
更に大量摂取すると、肝臓や腎臓への負担を増大させます。
これらの臓器に疾患がある場合や妊娠中や授乳中の場合は、医師に相談してから飲むようにしましょう。
チロシン効果まとめ
- チロシンの効果は、うつ症状の改善や疲労回復効果などある！
- チロシンの持続時間は、30分～1時間で短い！
- チロシンの副作用は、メラニンが増えてシミが出来る場合がある！
- チロシンの大量摂取は、血圧の上昇や肝臓への負担になるため、目安量を守ること！
チロシンの効果には、うつ状態の治療が出来たり、疲労回復効果があったりします。
効果を期待して飲む場合は、持続時間が短いため、こまめに飲む事が大事です。
効果を沢山得るために飲み過ぎると、上記の副作用が出ることがあるため、1日の目安量は守る事が大切です。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。
