アレルギー性結膜炎の原因はストレス?自然回復する治し方は?

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今回は、アレルギー性結膜炎の話題です!

アレルギー性結膜炎といえば、目が赤く腫れ上がっている印象ですね。

で、やりがちなのは掻いちゃいけないのに目をとにかく掻いてしまう事です。

ではどうすれば、この病気の原因はストレスと言われているようですが、本当なのでしょうか?

また、自然回復する方法は本当にあるのでしょうか?

今回は、それらの疑問についてそれぞれ調べていきたいと思います!

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アレルギー性結膜炎とは何なのか?

アレルギー性結膜炎は、目に異物が入ってきた!と体が間違った免疫反応を起こす事で発症する病気です。

また「アレルゲン」が目に入ってくると、それを撃退するために「IgE抗体」という細胞の働きが活発になります。

「アレルゲン」と「IgE抗体」が戦うことで「ヒスタミン」という化学物質が放出されます!

そして、目の中の知覚神経を刺激し様々な症状が現れるのです。

アレルギー性結膜炎の具体的な症状一覧

「アレルギー性結膜炎」を発症するとどのような症状が現れてくるのでしょうか?

最も代表的な症状は目や瞼、瞼のふちなどに現れる「痒み」「痛み」です。

痒みを我慢できずに掻いたり、擦ったりすると悪化して痛みが強くなります。

また瞬きをする度に「角膜」と「異物」が接触してゴロゴロ感や異物感も強くなります。

これらは角膜に傷をつけしまい、そのまま放置すると結膜が充血して瞼が腫れてくる原因になります。

症状が悪化すると角膜の周辺が赤紫色に変色し、結膜にゼリーの様な目やにが出てきます。

次に、アレルギー性結膜炎の原因を見ていきましょう!

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アレルギー性結膜炎の原因はストレス?

アレルギー性結膜炎は、目に対してアレルギー反応を起こした時に出てくる症状です!

なので、ストレスが原因というのは可能性が低そうですね。

しかし、日常生活で疲労や睡眠不足などによって体力が低下している場合は、ストレスの影響も考えられるのです!

それは、なぜでしょうか?

理由は、免疫力や抵抗力が低下するからです!

免疫機能は体の血流の量によって変化します!

すなわち、心因的ストレスが加わることによって血管が収縮してしまいますよね。

すると、アレルギー性結膜炎を発症しやすい状態になるのです。

曖昧な言い方ですが、ストレスもアレルギー発症の原因の一部になりえるということです。

少しでもストレスをためないようにするためには、質の良い睡眠が重要になってきます。

じゃあ、どのように質の良い睡眠を取ればいいのでしょうか?

質の良い睡眠についてのポイントを紹介します。

  • 毎日同じ時刻に就寝起床する
  • 朝は少し体操などをして体を起こす
  • 昼寝は30分以内
  • 「カフェイン」「たばこ」「アルコール」などの刺激物を控える
  • ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
  • 入浴後就寝前にストレッチなどで体をほぐす
  • 暗くて静かな部屋で寝る
  • 寝る前には考え事はしない

などですね。

心身ともにリラックスできる状態や環境作りを心がけましょう!

睡眠のリズムを作ることが、質の良い睡眠を習慣化することになるようです。

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アレルギー性結膜炎は原因不明の不治の病?

アレルギー性結膜炎は、アレルギーに対する抗体が一度出来ると、中々消えてはくれません。

また、アレルギー反応が起きるのは生まれつきの体質でもあります。

完治や根治は困難な場合もありますが、加齢とともに免疫機能が低下してくると症状が治まったり出なくなったりします!

その状態が続くといつの間にか完治しているケースも多いようです。

またアレルギー性結膜炎は、10代に発症のピークがあるということも確認されています。

「不治の病」や「持病」などと気を落とすより、症状が出ないような生活習慣を考えることが大切です。

まずは、アレルゲンの特定をして、アレルゲンに触れないようにしましょう。

アレルギーと上手に付き合っていくような気持ちで、症状改善に前向きになりましょう。

目が痒かったり、腫れたりするのはアレルギー性結膜炎?

目の周りや瞼の皮膚は、頬の皮膚の3分1の薄さしかありません!

その為、乾燥や少しの刺激にも敏感に反応してしまいアレルギー反応を引き起こします。

その流れをまとめたので、ご覧下さい!

・目や瞼が刺激を受ける

   ↓

・アレルギー反応が起き痒みが出てきて、強く擦ったり掻いたりする

   ↓

・瞼の周りのかさつきが増えたり、白目が炎症を起したりする(「結膜浮腫」)

上記の状態を繰り返すことで、負の連鎖が起きてしまいアレルギー症状が悪化していきます。

アレルギー性結膜炎は、痒みが強いことが特徴です。

ものもらいの場合、痒みは軽傷ですが「霰粒腫」「麦粒腫」といって瞼の腫れが酷くなります。

また乾燥が激しかったり、涙成分が少なくなったりするとドライアイになります。

更に女性の場合は、お化粧をしますよね!?

女性が、目を擦ることでマスカラやアイシャドウ等のアイメイク化粧品が目の中に入ってしまうんです。

すると、細菌感染の原因にもなるのです。

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アレルギー性結膜炎かどうかの検査方法

痒みの症状が、アレルギー性結膜炎によるものなのかを確認する必要がありますね!

アレルゲンを特定するのは難しく、一度に検査できる項目数も多くはありません。

確実に突き止めるまでには、何回も検査を繰り返さないといけない可能性もあります!

ちなみに、陽性反応が出ていても、それがアレルゲンではない場合もあるんですって。

他の複数のアレルゲンに、反応する場合もあります。

それと、眼科では重症の時以外はアレルゲン特定をしないケースが多いらしいのです。

なので、アレルギー検査を希望する場合は一度医師に相談することが必要です。

また耳鼻咽喉科やアレルギー科、総合病などで検査することもできます。

そして検査方法は、目ヤニの中にⅠ型アレルギー反応時に現れる「好酸球」という細胞を見つける検査が確実です。

その他の検査方法も色々あるので、ご覧下さい!

アレルウォッチ

IgE(異物を攻撃する細胞)抗体を調べるキットのことを「アレルウォッチ」といいます。

アレルギー性結膜炎の判断が簡単に出来るようになった検査ですが、アレルゲンの特定はできません。

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血液検査

血液を採取して、個人個人のアレルゲンを調べる検査です。

アレルゲンの項目数が選べますが、項目が増えると金額もそれなりにかかります。

アレルゲンが見つかっても単体で発症するものと、いくつかのアレルゲンの反応が重なり合って発症するものがあります。

アレルギー性結膜炎の治療や予防にも効果がある検査です。

スクラッチテスト

アレルゲンの原因となる物質の液体状のものを、皮膚に直接チョコチョコと置いていきます。

数分間放置すると、アレルゲンに反応する場所が腫れてきます。

その腫れ具合で段階別にアレルゲンを特定します。

検査項目数は病院によって差がありますので、確認が必要です。

ちなみに、腫れた場所が痒くなることはありません。

数分で結果が出ますので、意外と手軽にできる検査です。

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細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)検査

細隙灯顕微鏡という装置を設置して、目の健康状態を調べる検査です。

結膜・角膜・瞳孔・水晶体など細部にわたって観察でき、肉眼では発見しづらい異常を見つけます。

ちなみに、この検査は「白内障」「緑内障」の検査にも使われています。

アレルギー結膜炎時、コンタクトをはめてもいいのか?

コンタクトレンズをハメる場合、リスクがかなりあります。

その理由は、コンタクトレンズ使用時に起きやすい「アレルギー性結膜炎」と「ドライアイ」があるからです。

その他の症状もご覧下さい!

主な症状

  • レンズがくもる
  • レンズが上にズレる
  • 朝起きた時にねばねばした目やにがたくさんついている
  • ゴロゴロしてくる
  • 裏瞼に白いぶつぶつが出来る
  • 裏瞼の除隊が悪化する

上記のように、最初は軽傷な症状が次第に悪化していきます。

悪化したら、コンタクトレンズ使用は中止しましょう!

アレルギー性結膜炎の治療を必ず開始してください。

コンタクトレンズに、付着する汚れは主にタンパク質です。

これが瞼の裏を擦ることにより、タンパク質や目ヤニが増加し、毒性物質が生成されます。

この汚れがレンズに付着し、さらに瞼の裏を擦るという悪循環が起きてしまいます。

どうしてもコンタクトレンズを使用する場合は、医師とよく相談をしたうえで、指示に従いましょう!

コンタクトレンズならば1DAY(使い捨てタイプ)を使用したり、装着時間を短くしたりすることが大切です。

症状が落ち着いてきたら、2WEEKや1MONTHなどに移行していくことも可能ですよ。

ただ、ソフトでなくハードコンタクトレンズの場合は、酸素透過型を選んでください。

ちなみに、通常のソフトコンタクトレンズが一番良くないようです。

コンタクトレンズ使用時は、必ず定期検診を受け点眼薬を併用することをお勧めします。

それと、カラーコンタクトレンズは合併症が増加しやすいので、使用には要注意です!

なぜならカラーコンタクトレンズは、ネットなどで購入することが多いですよね?

実は、ネットで購入する製品のほとんどが日本では認可されていないからです。

ただ、カラーコンタクトレンズのサークルレンズ(黒目拡大レンズ)は、「ワンデーアキュビューディファイン」だけが日本で認可されている商品です!

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アレルギー性結膜炎の子供はプールに入れるのか?

アレルギーは個人個人の体質による反応ですので、人から人への感染はありません。

よって基本的には、プールには入れます。

ただし、プールの水の塩素によって炎症が悪化する可能性があるので、ゴーグルを装着することが推奨されています。

また目やにが多い時や目が開かない時、腫れが酷い時などは、プールに入らない方がいいでしょう。

眼科で診断をうけ許可をもらうのが一番確実です。

ちなみに、プールに入らないほうがいい結膜炎の種類も判明したので、ご覧下さい!

  • 咽頭結膜熱(アデノウイルスによる目の感染症)
  • ウイルス性角結膜炎
  • 流行性角結膜炎

これらの疾患の人たちは、なぜプールに入れないのでしょうか??

それは、人から人への感染力が高いのでプールには入れないのです。

アレルギー性結膜炎や上記に挙げた3つの疾患は症状がとても似ているので、眼科での診断が必要不可欠です。

ちなみに昔はプールの後、水道水で目を洗っていましたよね!?

しかし現代は、水道水に塩素が含まれているため、目を洗いすぎるのは危険と認識されているのです。

そのため、水道水で目を洗うことを行っている場合、事情を伝えることで目を洗わずに点眼薬を使用することが推奨されています。

アレルギー性結膜炎の子供は学校に行っていいのか?

アレルギー性結膜炎は空気感染しないので、基本的には登校しても大丈夫です。

お子様の体調を考慮したい時や症状悪化を防ぎたい時などは、先に小児科を受診しましょう!

そして、検査や治療をしながら登校のことも医師に相談するのがベスト策です。

ちなみに、感染症の場合の登校はできませんので、ご注意下さい!

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アレルギー性結膜炎に対処出来る目薬はどれ?

対処できる目薬は、処方点眼薬市販点眼薬です。

でも、その名前だけだったら、どの目薬が効くのか分かりませんね。

上記2つの点眼薬の内容をそれぞれ具体的に説明します!

処方点眼薬

眼科を受診すると症状にあった点眼薬が処方され、大きく4種類に分かれます!

その目薬は、下記をご覧下さい!

  • 抗アレルギー目薬
  • ステロイド目薬
  • 抗菌目薬
  • 免疫抑制目薬

などですね!

ちなみに、「抗アレルギー目薬」はアレルギー性結膜炎で一番初めに処方することを検討される目薬なのです。

効果としては、目のかゆみを抑えてくれます!

抗アレルギー目薬の中でも、更に3種類に分類されるので、それもご覧下さい!

  • 「ケミカルメディエーター遊離抑制作用のある目薬」
  • 「抗ヒスタミン作用(ヒスタミンH1受容体拮抗作用)目薬」
  • 「両方の作用がある目薬」

などですね。

ここでちょっと、専門用語が多いのでそれぞれ説明します!

痒みの原因となる化学物質のことをケミカルメディエーターといい、「ヒスタミン」「ロイコトリエン」「トロンボキサンA2」などがあります。

抗ヒスタミン作用のある目薬は、アレルギー性結膜炎の症状緩和に即効性があります。

またアレルギー反応には、抗原と抗体が接触して数分後から発症する第1段階の「即時反応」と数時間後の発症する第2段階の「遅発反応」があります。

ケミカルメディエーター遊離抑制作用のある目薬は、即効性はありませんが「即時反応」と「遅発反応」の軽減や抑制に効果的です。

抗アレルギー目薬には、防腐剤が入っているものといないものがあります。

どちらも効果は同じですが、防腐剤が入っているものは副作用の頻度が高いようです。

副作用とは、防腐剤に呼応して新たなアレルギー反応が起きてしまうことです。

抗アレルギー目薬の処方で代表的な防腐剤入りの目薬は以下のものです。

  • パタノール(処方される頻度が高い・不快感や刺激感がほとんどない)
  • リボスチン(懸濁性の点眼薬なので、使用前によく振ることが必要です)
  • ザジテン(PHが酸性に近いので、点眼すると刺激を感じます)
  • インタール
  • リザベン
  • ゼペリン

などですね!

防腐剤の主な成分は「塩化ベンザルコニウム」「ソルビン酸カリウム」「パラベン」「クロロブタノール」です。

抗アレルギー目薬の処方で防腐剤が入っていない目薬は、以下のものです。

  • アレジオン
  • ザジデンUD(使い捨てタイプ・PHが酸性に近いので、点眼すると刺激を感じます)
  • インタールUD(使い捨てタイプ)

防腐剤の代わりに緩衝材(トロメタノール・ホウ酸等)や安定化剤(エデト酸ナトリウム等)が配合されていて、薬液汚染を防止しています。

アレジオンは、使い捨てタイプではないので、開封後から1ヵ月が消費期限です。

使い捨てタイプの目薬は、容器破片を除去するために開封時の最初の1~2滴は捨て、さらに使用後は残量があっても廃棄します!

次に、市販点眼薬を見ていきましょう!

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市販点眼薬

市販の点眼薬を選ぶ時のポイントとは成分や効果をしっかりと確かめてから購入するということです。

  • 有効成分はなにがはいっているか
  • どの症状に効果があるか
  • 防腐剤は入っているかいないか
  • PH値はどのくらいか
  • 刺激感や爽快感はあるかないか
  • 涙の成分に近いかどうか

これらのことを踏まえながら、薬剤師に相談するのもいいと思います。

また「スイッチOTC」といって医療用成分と同じ成分の点眼薬も販売されています。

市販薬の中では、以下の効果・成分があるものの人気が高いようです

・スイッチOTCや抗ヒスタミン作用のあるもの

・予防効果が高いもの(症状が出始める前に使用を開始すると効果的)

・クール感の好み

・ケミカルメディエーター遊離抑制作用のあるもの

抗ヒスタミン作用のある成分

・クロモグリク酸ナトリウム

・クロルフェニラミンマレイン酸

・ケトチフェンフマル酸(ゴロゴロ感に効果あり)

ケミカルメディエーター遊離抑制作用のある成分

・アシタザノラスト水和物

抗炎症作用のある成分

・プラノプロフェン(重度患者に処方される成分)

その他のおすすめの点眼薬は以下の通りです。

  • アルガードST点眼薬(予防 治療 悪化防止に効果あり)
  • サンテALクールII(抗ヒスタミン作用 炎症で傷ついた組織の修復を促す成分配合 
    即効性がある 爽快感がある)
  • エージーアイズモイストC(清涼感 抗ヒスタミン作用 症状緩和)
  • ロートこどもソフト(生後4か月から使用できる ソフトな差し心地)
  • キョーリンリメディオ(抗炎症剤 抗ヒスタミン剤 血管収縮剤)
  • 容器入り防腐剤なしや使い捨てタイプ(市販薬も発売されてきている)

眼科に行けなくて市販薬を購入する時には、参考にして下さい。

アレルギー性結膜炎対処法で目を洗うのはどうか?

アレルギー性結膜炎の症状が出ると、つい目を洗ったら楽になると思ってしまいます。

目を洗う行為が本当に症状軽減につながるでしょうか?

実は、アレルギー性結膜炎の症状が出ているときには、目は洗わない方がいいのです。

痒みや痛みがどうしても治まらない場合は、応急処置として目を冷やします。

アイスノンやタオルに包んだ保冷剤、冷たいタオル目に当てるだけでも一時的に治まります。

ちなみに、水道水には塩素が含まれていますよね?

水道水では、刺激が強くなり炎症が激しくなる場合があるのです。

なので、水道水で目を洗うことは避けた方がいいそうです。

最近市販の目を洗う「アイボン」系の洗浄液がたくさん販売されていますが、それを使用するのはどうなのでしょうか?

洗浄液の使用時間は「朝出かける前」「帰宅時」「仕事中または休憩中」というのが一般的です。

定期的に使用すると「角膜保護成分」「眼病予防成分」という有効成分が効果を発揮しますので、結膜炎の予防に繋がります。

ただ注意する点もあります。

それは、洗浄液を使用する前に目の周りの埃やゴミ、花粉を先にしっかり洗い流すことです。

洗い流さずに使用するとどうなるのでしょうか?

洗浄カップが目を覆ったとき、汚れが目の中に入ってしまうのです。

なので、せっかくの洗浄が逆効果になってしまうのです。

また、洗浄カップの保管管理もきちんとしておかないといけません。

一度使用したカップには、様々なバイ菌や汚れが付着したまま残っていて不衛生になります。

そして、同じ液で両目を洗顔しても逆効果です。

もったいないと思うかもしれませんが、片目ずつ新しい液に変えましょう。

使用上の注意をよく守って使用しないと、目の病気を悪化させてしまいます。

ちなみに、アレルギー性結膜炎の症状が出ているときの洗浄液の使用は、眼科医会では推奨されていません。

「アイボン」系の洗浄液は、殺菌効果がとても強い成分が配合されているので、目の表面の保護機能まで傷つけてしまい、症状緩和にならないからです。

目の表面は外側に「油層」真ん中に「涙層」内側に「ムチン層」という3層構造でできています。

「ムチン層」とは、糖分やタンパク質からできており涙や水分をためて目の表面を守る役割をしています。

洗浄液はこの目の表面の3層構造を洗い流してしまうので、目が乾燥しやすくなります。

乾燥が激しくなると「ドライアイ」になり、さらにアレルギー性結膜炎の症状が悪化してしまうのです。

この状態で目を洗浄すると、瞬きで目を洗うことにより、アレルゲンが洗浄液と目の中を行ったり来たりするだけで洗浄効果が低いのです。

目の周りなどの埃やアレルゲンも逆に目に入ってしまうので、さらに洗浄効果は低くなります。

追い打ちをかけるように洗浄液は、目の中全体に広がるので、アレルゲンや原因菌も一緒に広がってしまします。

「アイボン」系の洗浄液には防腐剤は含まれていませんので、開封後からすぐに洗浄液劣化が始まります。

これは防腐剤が、入っていない点眼薬にも同じことが言えます。

ケースに記されている使用期限は未開封時のものですので、開封後は早めに使い切ることも大切です。

アレルギー性結膜炎の時は、洗浄液は使用しない方が無難ということでしょう!

使用する時には、眼科医に相談することも大切です。

それでも目を洗いたい時に方法として、眼科医が推奨しているものもあります。

それは「人口涙液」というものです。

人間は目に異常があったり異物が入ったりすると、涙を流して取り除こうとします。

この涙は、とても大切な成分なのです。

「人口涙液」はこの人間の涙の成分を分析し涙の成分に極限まで近づけたものだからです。

もちろん防腐剤も入っていない「生理食塩水の点眼薬」です。

ここで、人口涙液として市販されているものを紹介します!

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○アイリスCL-Iネオ

 …「塩化ナトリウム」「塩化カリウム」という涙の成分が配合

 …「栄養成分タウリン」で目の新陳代謝を促進

 …目に潤いや栄養を与えながら症状を改善していく

…使い捨てタイプの点眼薬なので、一度開封したら液が残っていても廃棄します

○ソフトサンティア

 …涙不足によるドライアイ・異物感・目の疲れ・コンタクト装着時の不快感の緩和

 …防腐剤が入っていないので、開栓後10日程経ったら液が残っていても廃棄します

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○ロートソフトワン点眼薬

 …ソフト・ハードどちらのコンタクトレンズにも使用できる

 …装着時の不快感・目が乾いた時の涙の補助・目の疲れやカスミを改善

 …一週間で使い切るタイプ

○ファーストマイティアCL-B

 …成分の配合に工夫を加えたことにより、氷のように冷たいクール感を持続

 …「L-アスパラギン酸カリウム」という角膜に酸素を取り入れ新陳代謝を促進する成分

 …コンタクトを付けたまま使用できる

人工涙液は、4種類もありましたね。

アレルギー性結膜炎の時は洗浄液ではなく、涙や人口涙液で洗った方がいいということですね。

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アレルギー性結膜炎対策用の食べ物とは?

アレルギー性結膜炎を改善するために、体質改善をすることはとても重要です。

その為には、免疫力を高めたり体のバランスを整えたりすることが大切になってきます。

そこで考えられるのが食生活の改善ですね。

バランスの良い食事や免疫力を高める栄養素を摂取することは体質改善への第1歩です。

しかし、食餌療法を始める前には、必ず事前にアレルゲンの検査をすることをお勧めします。

体の中の細胞や遺伝子は、膨大な量のアミノ酸やタンパク質から生成されています。

自分の中に存在しない種類のたんぱく質が体内に入ってきたときに異物と判断されてアレルギー反応が起きるそうです。

その時に、体内でアレルギー反応を起こすたんぱく質が何なのかを特定することが大切になってきます。

なので、どんなに栄養素が高くても体質改善に効果がある食品でも、人によってはそれがアレルゲンである可能性が0ではないのです。

まず自分のアレルゲンを特定し、医師や管理栄養士の指導の下に改善していく方が確実だといえます。

ここでは一般的に推奨されている食品や栄養素を紹介します。

  • 抗アレルギー作用のある栄養素は、B2・B6・ピリドキシン
  • B2では「納豆」「レバー」「モロヘイヤ」「カレイ」「ブリ」「鰻」「海苔」
  • B6・ピリドキシンでは「モロヘイヤ」「バナナ」「鯵」「鮭」

またB2とB6を一緒に摂取すると、相互作用で効果が大きくなります。

ただ、冬のバナナは体を冷やしてしまうので避けた方がいいようです。

油ものや揚げ物・コレステロールのたまりやすい食品は避けましょう!

旬のものを旬の時期に素材の味を味わうことが、体質改善の第1歩です。

例えば、イチゴなども練乳などをかけて食べると余分な糖質などまで取ってしまいますね。

なので、そのままで食べるとイチゴの栄養がそのまま摂取できますし、イチゴ本来の味を知ることもできます。

初めは物足りなかったりするかもしれませんが、これに慣れてくる事が大事です!

そうすれば、漬物に醤油をかけずに食べられるようになり、塩分や糖分制限に効果が現れてきます。

次に、煮豆(黒豆・小豆)などはビタミンやミネラルも多く含まれています。

そして、アントシアニンというポリフェノールをたくさん含んでいますので、活性酸素を除去し細胞の活性化に大きな役割を持っています。

ちなみに、カリウムは血圧降下に効能があります。

自然のミネラルや感性酸素を除去するフラボノイド、BA/C/Eの豊富な食品も体内をきれいにしてくれます。

更に、発酵食品も疫力を高める効果があります。

免疫細胞のほとんどは腸で作られていますので、腸内環境を整えることは免疫力を高めることに繋がるのです!

発酵食品・乳製品・繊維質の食品を多めに食べましょう。

そして、腸内の善玉菌を増やすと腸内環境が整えられ活性化し、快便になります。

これにより肝臓の分解作用への負担も減り内臓も元気になります。

内臓が元気になると細胞が活発になり病気をしにくい身体が出来て、結果的にアレルギー反応が出にくい体質へと変化していきます。

腸は冷やさないようにして、体質改善食品を食べる事がポイントです。

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アレルギー性結膜炎は自然に治るのか?

アレルギー性結膜炎は、食事や生活習慣を見直して体質を改善することが自然治癒力を高める可能性があります!

しかも、体質を変えれば、結膜炎以外の他のアレルギー症状も出づらくなるので、効果的ですね。

注意したいのは、すぐに結果が出ると期待せず、地道にコツコツと体質改善をしていきましょう!

ちなみに、アレルギー性結膜炎の症状が軽症の時や風邪の疾患が原因で同時に発症した場合は、例外があります!

それは、他の疾患が治癒したときに自然にアレルギー性結膜炎も治癒する場合があるのです。

また、自然治癒力で治る場合もあります。

「症状が落ち着いた」=「治癒した」という考え方なら自然治癒はありえるという結論になります。

ただし、忘れた頃に発症した場合は無理せず病院に行って治療しましょうね!!

治すのにどのくらいの日数がかかるのか?

体力や症状・発症の部位など様々なことを考慮すると治癒するまでの期間は個人差が大きいといえます。

一般的に軽症の時は数日か1週間ほどで症状が治まってきます。

少し悪化してくると2週間ほどかかってきます。

さらに悪化し重症化すると時には数か月かかる場合もあるようです。

アレルギー性結膜炎に発症したと感じたら、とりあえず眼科を必ず受診しましょう。

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アレルギー性結膜炎まとめ

  • アレルギー性結膜炎の原因は、免疫力や抵抗力の低下、薬や食物など!
  • 自然回復する治し方は、食事や生活習慣を見直して体質を改善する事!

など分かりました。

アレルギー性結膜炎について色々とご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

季節性ならば、症状が出始める2週間ほど前から処置を始めるのがベストだといわれています。

ニュースや天気予報で、花粉情報をこまめにチェックして花粉が飛び始める前に点眼薬などを使用していきましょう。

そうすることで、アレルギー性結膜炎の症状がかなり抑えられます。

また、通年性ならばこまめに掃除をしたり、布団を干したりしてアレルゲンをできる限り除去することが大切になってきます。

まずは体質やアレルゲンを把握し、一番適切な対応をすることが重要です。

そして症状が悪化しないうちに医師の適切な判断を仰ぐこともポイントです。

症状が出てしまうと苦しいし辛いので、予防にも力を入れて今年こそは快適に過ごしたいですね。

それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければ嬉しく思います。

今後もアレルギーに関する有力記事を更新していきます。

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