「カリウムの数値が高いのはなぜ？」
カリウムが多く含まれる食品を食べている可能性があります。
では、カリウムによる症状や治療法は何があるのでしょうか？
ということで今回は、
- カリウムが高い原因は？
- 症状や治療方法は？
などの疑問解決策を紹介します!
カリウムが高い原因
カリウムが高くなる原因は、食事でのカリウムの摂り過ぎや食事摂取量の低下、血糖値のコントロール不良や消化管出血等です。
カリウムは、果物や野菜に多く含まれていて、透析患者が食べ過ぎると血液中のカリウムの濃度が高くなってしまいます。
すると、重篤な病気の原因や命の危険になるため、摂取量には気を付けましょう。
カリウムによって起こる症状
カリウムが高い原因で考えられる病気は、カリウム過剰摂取や副腎皮質機能不全などです。
その他、先天性溶血性貧血や腎不全、慢性副腎皮質機能低下症等があります。
軽度の高カリウム血症の原因としてみられるのは、降圧薬の一種で腎臓への血流を減らす薬や腎臓や正常な量のカリウムを排出するのを阻害する薬の服用の影響でも高くなります。
カリウムによる病気の症状別治療方法
先天性溶血性貧血の食事療法は、毎食主食と主菜と副菜を組み合わせてバランスの良い栄養素を摂りましょう。
特に、カリウムの多い食品と摂るようにして、海藻やキュウリやメロンやズッキーニ等の夏野菜に多いです。
また、するめや、めかじき等の魚介類や、アーモンドや銀杏等の種実類にも多く含まれています。
腎不全では、薬物療法と血液浄化療法があり、薬物療法は発症期には利尿薬や昇圧薬や降圧薬等を服用します。
乏尿期は、利尿薬や抗生物質や制酸薬で、血液浄化療法は食事療法や薬物療法で高カリウム血症や過剰な水分の蓄積等が改善しない場合は一時的に行われます。
食事療法では、十分なカロリー摂取とタンパク質の制限と塩分制限とカリウムやリンの制限と適切な水分量の摂取です。
慢性副腎皮質機能低下症は、副腎皮質ステロイド薬を病気の程度や日常生活に合わせて補充します。
発症時にはグルココルチコイドとミネラルコルチコイドの速やかな補充と、水分と塩分と糖分の補給が必要です。
低カリウム血症と高カリウム血症の違い
低カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が3.5mEq/L以下に低下している状態です。
高カリウム血症は、5.5mEq/L以上になっている状態です。
カリウムの役割は、体液の浸透圧調整や筋肉の収縮や神経伝達を助けます。
しかし、低カリウム血症になると消化管や筋肉や腎臓や神経系に障害を受けやすくなります。
筋力の低下や筋肉痛、悪心、嘔吐、便秘、痙攣等が起こることがあります。
更に、重症化すると四肢麻痺や自律神経失調症や筋肉痙攣や呼吸筋麻痺等が起こります。
高カリウム血症になると、悪心や嘔吐等の胃腸症状やしびれや知覚過敏や脱力感等の筋肉や神経症状や不整脈等が現れます。
カリウムを減らすコツ
カリウムは水に溶けるため、食材を切ってから水にさらしたり、茹でたりすると減らす事が出来ます。
このような工夫で、カリウムが20％程度減少します。
カリウムの多い食品を、カリウムが少ない食品に置き換えるのも減らせます。
カリウムが高い原因まとめ
- カリウムが高い原因は、カリウム含有食品の食べ過ぎや食事摂取量の低下、血糖値のコントロール不良や消化管出血など！
- カリウムによる症状は、カリウム過剰摂取や副腎皮質機能不全、先天性溶血貧血腎不全、慢性副腎皮質機能低下症など！
- 治療方法は、食事療法や薬物療法で対処する！
カリウムが高い原因は、カリウムの摂り過ぎや血糖値のコントロール不良等があります。
カリウムの数値が高くても低くても、病気になる可能性があります。
上記のような病気にかかる可能性があるため、食事の時にはカリウムの量に気を付けて摂り過ぎないようにしましょう。
今後も生活に関する有力情報を配信していきます。
