カンピロバクター食中毒の症状や原因!効果的な治療法は?

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「お肉を食べた後、なんか吐き気がして気持ち悪い…」

普段何気なく口にするお肉を食べて、気持ち悪くなった経験ってありますよね。

もしかしたら、カンピロバクターかもしれません。

でも、どうしてこの病気になるのでしょうか?

そこで今回は、

  • カンピロバクター食中毒の症状は何があるの?
  • カンピロバクターになる原因ってなんなの?
  • 効果的な治療法は?

などをそれぞれ紹介していきます。

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カンピロバクター食中毒の症状

症状は、下痢や腹痛、発熱、吐気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などあります。

ちなみに、下痢が悪化すると、血便などの症状も出ます。

死亡例や重篤例はまれですが、乳幼児・高齢者、その他抵抗力の弱い方では重症化する危険性もあり、注意が必要です。

更に、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などになる事もあります。

そうなると、ギランバレー症候群やフィッシャー症候群に発展する可能性が高まります。

カンピロバクターの潜伏期間と回復期間

カンピロバクターの潜伏期間は1~7日。回復期間は3~6日程度です。

ちなみに、潜伏期間は平均的に2~3日の間に発症します。

多くの食中毒は当日~翌日に発症しますが、カンピロバクターは遅れて発病します。

また、長時間腹痛が継続するのもカンピロバクターの特徴です。

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カンピロバクターになる原因

カンピロバクターが、感染した食べ物を口にすることで発症します。

感染経路は、生肉(牛レバー)、加熱不十分な鶏肉、消毒不十分な飲料水などです。

少しの菌で食中毒が起きることが、カンピロバクター食中毒の特徴の一つです。

海外の報告によると、数百個程度の菌数で発症した例があります。

ちなみに、他の食中毒菌は、10万から100万個の菌で発症します。

なので、カンピロバクターは少ない量で人間に感染出来てしまうのです。

効果的な治療法

特別な治療をしなくても、1週間程度で症状が治まる可能性があります

カンピロバクターの治療法は、とにかく安静にしてカンピロバクターの菌を出し切る事です。

回復期間が3~6日なので、この期間で菌を出し切れば自然と症状が軽快する可能性が高いです。

ただ、下痢や嘔吐を1日5回以上繰り返す場合は、無理をせず病院へ行きましょう。

長引くと、脱水症状が起きる場合もあるからです。

では、病院に行った時にはどのような治療が施されるのでしょうか?

主に、カンピロバクターを排除する為の抗生物質の服用又は点滴をしてもらうなどの処置を必要とします。

抗生物質に関しては、マクロライド系抗生物質を扱います。

種類は、エリスロマイシンやホスホマイシンなどあります。

これらの処方薬は安全性が高く、アレルギーを起こしにくい抗生物質として知られています。

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カンピロバクター食中毒まとめ

  • 症状は、下痢、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感など!
  • 潜伏期間は、1~7日間。回復期間は、3~6日程度!
  • 原因は、カンピロバクターが感染した食べ物を口にする事で発症!
  • 効果的な治療法は、マクロライド系抗生物質の処方薬を服用すること!
  • 大事なのは、安静にしてカンピロバクターの菌を出し切ること!

カンピロバクター食中毒は、他の食中毒菌と比べて少ない数で発病するので恐ろしいですね。

更に、潜伏期間が長いので、カンピロバクターなのか食あたりなのか判断が付きにくいと思いました。

下痢が続いたり、熱が出たりする日が何日も続く場合は、早めに病院へ行くことをオススメします。

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