「牡蠣を食べた後、物凄く吐き気がするし、下痢がヤバイ…」
それは、牡蠣食中毒の可能性があります。
しかしどうして、牡蠣食中毒は起きるのでしょうか?
ということで今回は、
- 牡蠣食中毒はなぜ起きるのか?
- 症状は、何が出るのか?
- 潜伏期間はいつまでなのか?
- 対処法はどうすればいいのか?
などの疑問解決策を紹介していきます。
目次
牡蠣食中毒の原因
牡蠣食中毒の原因は、ノロウイルスが牡蠣に付着する事で起こります。
ノロウィルスの特徴は、特に冬場に発生しやすいことです。
そして、感染力がとても強いウィルスで、10個から100個の少ない数で食中毒感染を引き起こしてしまうのです。
では、ノロウィルスはどのようにして牡蠣に付着するのでしょうか?
感染経路は、ノロウィルスが付着した手で牡蠣を触ってしまう事です。
その他、し尿を含む生活排水が牡蠣に浸水した時です。
そこからノロウィルスは、牡蠣の内臓の中で急速に増殖していきます。
この増殖した牡蠣を生で食したり、十分な加熱が施されなかった場合に、牡蠣食中毒になってしまうのです。
では、牡蠣食中毒にはどのような症状があるのでしょうか?
牡蠣食中毒の症状
牡蠣食中毒の症状は、以下をご覧下さい。
- 激しい吐き気や嘔吐を繰り返す
- チクチクと刺すような腹痛
- 激しい下痢
- 38℃程度の発熱
- 頭痛
などです。
一般の成人男性や女性であれば、耐えられる症状ともいわれています。
ただ、幼い子供や高齢者などが牡蠣食中毒を発症すると危険です。
免疫力や体力が弱いので、重症化すると窒息死などを起こす恐れがあるのです。
幼い子供や高齢者が発症した場合は、即病院へ行く事が大切です。
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牡蠣食中毒の潜伏期間と回復期間
牡蠣食中毒の潜伏期間は、1~2日です。
人によっては、半日で症状が現れる人も稀にいます。
そして、回復期間は2日間程度です。
ただ、重症の場合は、3日程度かかります。
牡蠣食中毒の治療方法
牡蠣食中毒の治療法は、ありません。
抗生物質なども効きません。
なので、症状に合わせた対処療法で治すのです。
では、それぞれの対処療法をご覧下さい。
- 下痢や嘔吐が続く場合は、水分補給をしっかりと行う。
- 下痢が出続けても、下痢止めは絶対飲まないようにする。
- 食事が出来ないほどにトイレへ行くため、医者からの点滴を受ける
- 牡蠣を食べた後、発熱症状が出たら、風邪薬を飲むのではなく病院で検査を受ける
などです。
ちなみに、水分補給する際の飲み物は、常温の水や白湯、経口補水液、スポーツドリンクなどが有効です。
そして、間違っても下痢が続いたとしても、下痢止めは飲まないで下さい。
ノロウィルスや菌を便と共に、排出させようとするのを止めてしまっては、治療に時間がかかってしまうからです。
牡蠣食中毒にかかってしまったと心当たりのある方は、とにかく早く病院へ行きましょう。
そして、食事に関しても胃腸が弱っていますから柔らかい物から徐々に硬い物にしていきましょう。
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牡蠣食中毒に効きそうな市販薬はないのか?
牡蠣食中毒に、有効な市販薬はありません。
胃腸薬や解熱剤、下痢止めなどは特に止めたほうがいいです。
どの市販薬もノロウィルス退治を考えると、逆効果になってしまいます。
とにかく、少しでも早く牡蠣食中毒を完治させたい場合は、病院へ行きましょう。
牡蠣食中毒の対処法
対処法としては、以下をご覧下さい。
- 牡蠣の中心部を85度から90度以上になるように高温加熱する
- 生の牡蠣は絶対に食べないこと
- 牡蠣フライの場合は、180度の油で5分以上揚げる
- 冷凍してある牡蠣を調理する場合は、その都度牡蠣が半生でないかを確かめる
- 調理前や調理中、食事の前に必ず石鹸を付けて30秒以上の手洗い洗浄を行う
などです。
1番大事なのは、生牡蠣を食べないことです。
しかし、どうしても食べたい場合は長時間の高温加熱を行う事が大切です。
そして、こまめな手洗いや調理中の牡蠣が半生になっていないかどうかの確認が重要です。
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牡蠣食中毒は人に伝染るのか?
牡蠣食中毒は、他の人に伝染ります。
感染経路は、接触感染や飛沫感染、空気感染などあります。
特にこの中で多い感染は、飛沫感染です。
一般的に、赤ちゃんや高齢者の嘔吐物や排泄物を処理する時がありますよね。
その時、そのまま素手でぞうきんなどを使用して処理をするのは危険です。
二次感染を招いてしまいます。
更に、嘔吐物や排泄物に触れなくても、空気感染によって牡蠣食中毒を発症する事もあります。
嘔吐物や排泄物は、必ず手袋やマスク、エプロンなどを身につけてから処理しましょう。
その際には、換気もしっかり行いましょう。
そして、処理後は患者も第三者も必ず石鹸で十分に手洗いをしましょう。
牡蠣食中毒まとめ
- 牡蠣食中毒の原因は、ノロウィルス!
- 症状は、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、高熱、頭痛などが出る!
- 潜伏期間は、1日から2日!
- 回復期間は、2日から3日!
- 対処法は、患者の嘔吐物や排泄物を素手で絶対処理しない!
など分かりました。
牡蠣食中毒は、少ない菌で発症する恐ろしい病でしたね。
ノロウィルスの付着に備えて、消毒や殺菌を十分に行ってから、調理しましょう。
それと、僕の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。