「ダニに刺された跡が、いつの間にか水ぶくれになってしまって困った…」
こんな時は、どんな対処法があるのでしょうか?
今回は、ダニに刺された後の水ぶくれの処置方法や薬の対処法などを紹介します。
目次
ダニの水ぶくれの処置方法
ダニの水ぶくれの処置方法は、とにかく触ったり、潰したりしないことです。
潰さないためには、まず水ぶくれを流水で綺麗に洗い流しましょう。
この時、患部を擦って潰さないように気をつけましょう。
市販の抗生剤が入っているかゆみ止めの軟膏を塗ります。
その上から湿潤治療用のばんそうこう等を貼るようにしましょう。
オススメは、傷パワーパッドです。
こちらの傷パワーパッドは、傷口をしっかりと保護してくれます。
更に、水をかぶっても大丈夫な防水機能があるので、簡単に剥がれません。
湿潤治療用の絆創膏がない時には、ラップでも代用可能です。
痒みが酷い場合は、ステロイド系の市販薬を使用した方がいいでしょう。
ステロイドと聞くと「強い薬」「副作用がありそう」と心配になるかもしれません。
しかし、正しい使用法や量を守れば副作用の心配なく効果てきめんです!
ですが、痒みがひどすぎてどうしようもない時や水ぶくれが潰れてしまった時には、即座に皮膚科を受診することをお勧めします。
傷痕が残ったり、二次感染でさらに悪化したりする可能性の方が高いので、気をつけましょう。
痒みや状態が激しくない場合、また早急に皮膚科を受診することが難しい場合などに上記の方法で応急処置をしてみてください。
有効な治療薬での対処法~市販薬~
有効な市販薬は、ムヒアルファEXです。
なぜ、こちらのムヒアルファEXが良いのでしょうか?
それは、痒みや炎症を抑えるのに効果が高いからです。
更に、「べたつかず使いやすい」「痒みが楽になった」等の声が多く聞かれる商品です。
薬局やドラッグストアには常駐の薬剤師さんがいらっしゃいますので、相談してから購入するとよりいいと思います。
有効な治療薬での対処法~処方薬~
市販薬でも中々治らない…逆に症状が悪化した…
そんな場合は、皮膚科へ行きましょう。
以下の処方薬が一般的に処方されます。
- セレスタミン
- マイザー軟膏
皮膚科では、医師の判断により、患者さんの状態に合った軟膏を調剤してくれるので、やはり早めに受診することをお勧めします。
私もセレスタミンを処方されて、こちら使うとすぐに良くなりました。
水ぶくれをダニに刺されたと判断する目安
ダニに刺された跡が水膨れになる判断は、刺される部分やかゆみの違いで考えると良いです。
蚊に刺された時とダニに刺された時の場合で説明します。
詳細は、以下をご覧下さい。
蚊に刺された時
- 体のあちこちを刺される(主に肌が露出されている所)
- 我慢できる程度のかゆみが数日続く
- 刺された痕も数日で消える
- 刺し口は1つ
ダニに刺された時
- 同じ場所を数か所刺される
- 脇腹や腕の内側 お腹や太腿の内側(肌があまり露出されていないところ)
- 激しいかゆみが1週間ほど続く
- 刺された跡が消えにくい
- 刺し口は2つ
上記のように、刺し口で判断するのがポイントといえます!
ダニに刺されると激しいかゆみを伴います。
そして、意識的や無意識に刺されたところを触ったり、掻いたり・掻きむしったりしてしまいます。
そうすると、皮膚が傷つき炎症を起こし、その炎症から皮膚を守るために体が体液をためようと働きます。
また、掻きむしったりしなかった場合でも、ダニアレルギーを持っている人は、ダニの唾液にアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
では、この水ぶくれを潰したらいけないのでしょうか?
水ぶくれを潰したらどうなるのか?
水ぶくれが潰れてしまったら、体内の体液が出てきてしまいます。
体液が体の他の部分に付着すると、そこに新たな湿疹が出来たり水ぶくれが出来たりします。
他の場所に水ぶくれが発生する事を「とびひ」ともいいます。(二次感染)
また、傷口からバイ菌が入って患部が悪化し化膿したり治りにくくなったりします。
更に、傷痕が残りやすくなってしまいます。
ダニの水ぶくれになって、応急処置をしても中々症状が治まらない場合は、病院へ行くことをオススメします。
最期に、日常生活面でのダニ対策を書きます。
ダニ対策
ダニは自分の糞や死骸、埃などを餌に繁殖します。
湿度の高い所などを特に好みますので、こまめな掃除や布団干しなどが有効対策として挙げられます。
布団を干すときは、干した布団の上に黒い布をかけると紫外線をより吸収するため効果があります。
また、バンバンと布団を叩くのはダニを細分化させてしまうだけなので、実は逆効果なのです。
掃除機で吸い取る方がより最適になります。
ダニの水ぶくれまとめ
- ダニの水ぶくれの処置方法は、触れたり潰したりしないこと!
- 治療薬での対処法では、ムヒアルファEXを活用する!
- 市販薬でもダメなら、皮膚科へ即行く!
ダニの水ぶくれは、油断せずに適切な処置を行ないましょう。
そして、水ぶくれ症状が長く続く場合は、迷わず皮膚科へ行きましょう。
それと、私の記事を読んで、少しでも気になったことがありましたら、コメント頂ければと思います。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。