「病院でウィルス性腸炎と診断されたけど、他の人にうつるのかな?」
ウィルス性腸炎は、うつる病気です。
でも、どのようにしてウィルスが他の人へ感染するのでしょうか?
ということで今回は、
- ウィルス性腸炎はどのようにして感染するのか?
- ウィルス性腸炎の症状は何が出るの?
- そもそも原因はなんなのか?
などの問題解決策を紹介していきます。
目次
ウィルス性腸炎の原因
ウィルス性腸炎は、ロタウイルスが腸内に侵入する事で起こる病気です。
特に、冬場の幼稚園や小学校、老人ホーム等の施設で集団感染が多く発生する事例が出ています。
ウィルス性腸炎はなぜ、集団感染を引き起こすのでしょうか?
ウィルス性腸炎の感染経路について
ウィルス性腸炎は、感染率が非常に高い病気です。
では、どのように感染してしまうのでしょうか?
それは、くしゃみや咳などが周りに飛散した時に、ロタウィルスが他の人に感染している場合が多いです。
これを、飛沫感染といいます。
更に、ロタウィルスは目に見えないので、そのまま手を洗わずに過ごします。
そして、ウィルスが付着した手で手すりを触ったり、机を触ったりドアノブを触ったりします。
すると、普通にそれを触った健常者にもウィルスが引っ付いてしまうのです。
これを接触感染といいます。
では、感染してしまった場合は、どのような症状が起こるのでしょうか?
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ウィルス性腸炎の症状は何が出るの?
嘔吐と下痢を繰り返す症状が起こります。
重症化すると、腹痛や発熱、血便などの症状も起こります。
特に注意したいのは、免疫力の低下した高齢者や生後間もない乳幼児です。
上記の人たちが、感染しまうと最悪の場合、命を落とす恐れもあるのです。
ウィルス性腸炎は子供や高齢者以外は感染しないのか?
子供や高齢者以外の人も感染する場合があります。
食品感染や出先でのウィルスがついた食器や便器などに手を付けることで、経口感染を招くのです。
ウィルスが付着してしまった手で、無意識に顔や口を触る人は要注意です。
更に、人の排泄物からは、ウィルスが大量発生します。
ウィルス性胃腸炎の病原菌の感染経路が広がらないように、しっかり入念に石鹸と流水できれいに洗浄する事が大事です。
また、洗浄後は消毒液(エタノール、ウェルパスなど)での消毒も忘れず行ないましょう。
そして、ロタウィルスは人の唾液の中にも存在するともいわれています。
ウィルス性腸炎の感染で最も多いのは、冒頭で紹介した接触感染です。
例えば、職場で感染していた人が無理をして出勤してきたとします。
場合によれば発熱などで、くしゃみや咳などが出る可能性もあります。
これらの症状があれば、風邪と誰しもが判断しますよね。
しかし、この間違えが集団感染を引き起こす要因になってしまうのです。
体調がおかしいと思っても発熱だけでなく、下痢や嘔吐などが出ているのですから、出勤ではなく、病院に行くべきです。
「風邪だろ?」と勝手な判断をしてしまうと、ロタウィルス感染者は拡大してしまいます。
とにかく、嘔吐や下痢が出た時点で会社は休みましょう。
ちなみに、ウィルス性腸炎の人が入浴するのも感染経路になるので、シャワーにした方がいいです。
そして、ウィルス性腸炎の方の洗濯物は、家族の洗濯物と一緒に洗濯しないようにしましょう。
塩素系漂白剤を使って、洗濯する事が大事です。
体力が低下した高齢者や生後間もない乳児などは、感染すると重症になる可能性もあるので、気をつけましょう。
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ウィルス性腸炎の潜伏期間や回復期間
潜伏期間は、1日~3日です。
回復期間は、2~7日といわれています。
特に誤解されやすいのは、潜伏期間後に起こる激しい嘔吐や下痢の他に39度以上の高熱になることです。
熱なのか風邪なのか?と自己判断で風邪薬を飲まないようお気をつけ下さい。
とにかく、病院に行くのが大事ですね。
市販薬では症状を抑えられないのか?
ウィルス性腸炎の症状を止める市販薬はありません。
ただし、ウィルスが体内から出た後に服薬すると効果があります。
その為、体内にウィルスがいる潜伏期間は絶対、飲んではいけません。
飲んでしまうと、体からウィルスを便とともに排出させようとしているのを薬で止めようとしてしまうのです。
更に、潜伏期間に市販薬を飲んだら、ウィルスとともに薬の成分も体外へ排出されます。
だからこそ、市販薬を飲むのは、潜伏期間を終えた後からなのです。
では、回復期間に服用出来る市販薬はなんなのでしょうか?
それは、下痢や吐き気を穏やかにしてくれる真武湯です。
なぜ、真武湯がいいのでしょうか?
それは、嘔吐や下痢で起き上がることが困難な人が飲んだら、立ち上がれるようになる程元気になったのです。
回復期間中でも症状が下痢や嘔吐などの症状が気になる方はお試し頂ければと思います。
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ウィルス性腸炎まとめ
- ウィルス性腸炎は、人から人へうつる!
- 感染経路は、ウィルスを持つ人のくしゃみや咳、トイレの後の手など!
- ウィルス性腸炎の症状は、嘔吐や下痢、腹痛、高熱、血便など!
- ウィルス性腸炎の原因は、ロタウィルスが体内に侵入するから!
- 市販薬が飲めるのは、回復期間のみ!
ウィルス性腸炎は、ロタウィルスが原因だったことが分かりました。
注意点としては、下痢や嘔吐が出た時点で病院へ行くことです。
病院ではなく、自己判断で整腸剤を飲むとか風邪薬を飲むとかしてしまうと、逆効果になる場合もあります。
そして、ウィルス性腸炎と診断があった場合は、他の人に感染を広げないように消毒や洗浄などを注意して行ないましょう。
今後も健康に関する有力情報を配信していきます。